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2011.03.31(Thu)

2011我が家の撩&香結婚記念日

神谷氏の「Lonely Lullaby」など聴いて思い出に浸りながら読んで下さい(*´∇`*)




26日に貰ったこのイヤリングを付けて今日は過ごそう。
だって特別な日だものね。



そう、あれからもう一年経つんだもんね。



色々な事があった日。


悲しくて切なくて嬉しくて幸せになった日。


色々な感情が入り交じった特別な日・・・


そんな日でも、いつものように流れる時間。
食後のコーヒーをソファーでくつろぐ撩の元へ持って行く。
手渡しする際、心配になってちょっと聞いてみた。


「ねぇ?撩」

「あん?」

「今日は特別な日だって事分かってるわよね?」

「あー、わーてるよ。おまぁ何度も同じ事言ってたからな~」

「そか、ならよかった」



ああ、分かってるさ。

お前にとって最愛の兄貴を亡くし最も悲しかった日。



そして、最も幸せになった日。



俺もそこまで辿り着くのにすんげー時間かかっちまったし待たせちまったけど
最も悲しかった日を幸せで上書き出来て良かったと今では思う。


ちゃんとコイツを幸せに出来ているのかは・・・正直わかんねぇけど。


墓参りに行く途中の車中、香は照れくさそうにこっちをチラチラ見ている。

「なんだ?」

「いやさ・・・
この間、ちゃんと言えなかったけどさっ・・このイヤリングありがとね」

「お、おう」

「似合ってる?」

顔を赤く染め俯き加減でこちらを見上げてる香を見た撩は
こっちも照れくさくなって小さく頷くことしか出来なかった。

(ああ・・・似合ってるぜ)

頷くことしか出来ねぇ俺。つくづく香には照れくさくて仕方ない。

(それが出来たこと自体、俺を褒めてやりたいけどな?)


けど、香はこんな俺をわかっていてくれてて、いつも微笑み返してくれる。
それにいつも救われるのさ。


こんなろくでもねぇ男のとこに嫁に来ちまってどうしようもねぇ女だけど
そんなどうしようもねぇ女のことが俺にとって生き甲斐だ。

口が裂けても本人には言えねぇけどな。



さてと、槇ちゃんのお墓に到着。
俺はいつものように香から少し離れた場所に立ち、空を眺めながら一服。

香はいつものように槇ちゃんに話しかけてるぜ。
表情を見てればどんな話をしているのかなんとなく分かる面白い奴だ。





兄貴・・・
今年も無事ここに来られたよ。


一年前、この場所でプロポーズされたときは本当に嬉しかった。
ばっかみたいにオドオドしてた撩の姿、兄貴は見ていたのかな?
その後すぐに挙式だったのも驚いたし、そこまで撩があたしにしてくれたことが嬉しかった。

偽りじゃなく、本当の結婚式。
みんなに見守られて挙げられた。

純白のウェディングドレス・・・兄貴に見せたかったわ~
あ、もしかして見ててくれてたかな?
もしそうだったら嬉しいなっ。



「香ぃ~まだかぁ?」

「あ、もう終わるよ。
撩もなんか話しておけば?」

「俺?別になんもねぇし、いいよ」

「んもう、兄貴~?撩ったら・・」



相変わらずな俺らだけど、明らかに変わったところと言えば・・・

互いに随分素直になったところ・・か・・?

ま、まぁ~俺は今でもしょっちゅう香を怒らせるような事言ってるけど
愛情の裏返し・・・と言うことにしておいてくれ。

香もだいぶハンマーの数が少なくなったし、これもボクちゃんの愛情のお陰かねぇ。

槇ちゃん。
前にも言ったが、大事な妹をこの世界に引きずり込んでしまってすまないと思ってる。
だが、今はもう後悔はしていない。
だから俺は絶対生き抜いて、香をずっと守っていく。



にしても・・・

お前が俺に大事な妹を託すとき、まさかこうなるとは思ってもみなかったろうなぁ。


俺もそう思うしぃ~




「撩?なにニヤけてるの~?」

「ムフフフ・・・今晩のこと考えてちゃいけねぇってのか?」

「もぉー!まーた、変なこと考えてたのねー!」


香は久々にドドーンと大きいハンマーを召喚すると撩目掛けて振りかぶろうとした。


「おいおいおいおい!
んなところでやったら槇ちゃん悲しむぜ~?」

「あ、ちょっ・・・や、やだぁ・・・そうよね・・・」

ハッと我に返り顔を赤くした香は申し訳なさそうに俯き加減になった。
シューンとハンマーは香の手から無くなり撩は難を逃れたのだった←w

「気を付けないとダメだぜ香ちゃん」

そう言って香の顔を覗き込む撩。

「んもう、撩がニヤニヤしてるからっ・・・ぷっ・・」

覗き込んできた撩の顔を見てみると、両手で頬を押さえ唇をアヒルみたいに出して
自分の名を呼んでくる男に最初はビックリするものの、次に笑いが込み上げてくる。

「なにやって・・・ぷっ・・・あははははっ!何その変顔!!」

「しっつれいねー!香しゃん!」

目の前の香のホッペを同じようにムニッと両手で挟むと「あひゃっ」と
声を発して撩の腕を掴んで抵抗する。
それをジーッと見つめていた撩は、マジメにキスをしようとしたが・・・


「くっ・・・くく・・はははっ・・・」


思いっきりタコくちな香に耐えきれず笑いが込み上げる撩。
その隙に撩の腕を振り払った香は顔を真っ赤にして頬をぷっくり膨らまして怒った。

いつまで経っても反応が子供みたいで可愛い俺の嫁に
今度こそちゃんとしたキスをしてやろう・・・







こんなバカなじゃれ合いも今じゃいっつもだな。
からかうと反応が面白いのと、結構これで素直に感情が出せる。



「さぁーて、お次はどこ行くんだっけ?」

「何度も聞いたから分かるんじゃなかったっけ~?」

「フフッ・・・」



車を走らせ着いたのは一年前式を挙げた教会だった。


「わぁ~懐かしいなぁ」

「ああ、そうだな」

「一年前、あたし達ここで式挙げたんだ・・・
今でも信じられないなぁ」


教会の中へ入った二人は、あの時の事で盛り上がっていた。


「お前と海ちゃんがヴァージンロード歩いてくるときはウケたなぁ~
だって、二人して茹でダコのように顔真っ赤ですんげー湯気でてんだもん」

「ええー?うそー!」

「マジだって!みんなに聞けば分かるぜ?」

「もう!撩だって誓いの言葉言うとき緊張で棒読みだったクセに!」

「・・う、うるっせーなぁ。あんなの言い慣れてねぇもん」

「あはは、ホント面白い結婚式だったよね」

「ああ、俺らだからこその式だったのかもなぁ」



照れながらも俺の腕に自分の腕を通してきた香を愛おしく思い
祭壇の前でそっとキスをした。


誓いのキス再び?





「で、これからどこ行くの?」

帰りの車の中で首を傾げてる香。

「えー?帰るところですけどー?」

なーんておちゃらけて言ってみるが

「だって、帰り道と違うでしょ」

こういうところは鋭いよなぁおまぁは。


車を走らせて日が沈み始めた頃着いたのは、横浜港だった。
何かと来るこの港に二人は思い出深い。


仕事で何度かお邪魔したこと。

偽りの二人で初めてデートしたこと。
そして、通じ合った後にもう一度来た場所だった。


撩は香の肩を抱き香は思い出に浸る。


「ねぇ、撩?」

「あー?」

「色々なことが今まであったけどさ。
これからも色々なことあると思うんだよね」

「ああ、そりゃ~ボクちゃん有名だしぃ?」

「あはは。
でも、何があってもあたし達はあたし達のままで居ようね」

「フフ・・・ああ、そうだな」


波の音と船の汽笛が響き渡る。
もう春だというのにやはりまだ夕方になると風は冷たい。
「そろそろ行くか」と撩が言うと小さく頷く香の肩を抱いたまま歩き出す。

来年もまたここに来られたらと思う二人なのであった。



その後、撩の携帯に一通のメールが入り向かった先はキャッツであった。
二人の結婚記念日だということをお祝いしようと乗り出したのは美樹。
それに賛同した仲間たちが撩と香のデート中に準備をして待っていてくれていた。

その事に驚き喜ぶ香。
事前に知っていた撩も内心嬉しく思っていた。

ドンチャン騒ぎも夜遅くまで続き、二人の結婚記念日は楽しく過ぎていったのであった。






【あとがき】
最後の方はやっつけで書いたのはヒミツw
挿絵もやっつけですみません!!orz
私が思い描く二人の気持ちが伝われば幸いです!!



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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

00:45  |  ◆CH小説(原作設定)◆  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑
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