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2011.03.20(Sun)

「俺達は負けないぜ!」


今回の東北地方太平洋沖地震に関する内容が含まれますが、
事実と異なる部分が出てくると思います。
ですが今回のことを忘れないようにと意味を込めて書き上げましたので温かい目で
見守って下さい(*- -)(*_ _)ペコリ



3月11日東北で大きな地震が起きた。

その頃、俺と香は丁度大きな仕事を終え帰路に着くときだった。
クーパーに乗り込もうとドアに手をやったその瞬間、地面がグラグラと揺れ始め
敏感に感じ取った香は「きゃあ」と声を上げしゃがみ込む。
その声に俺は揺れる地面を物ともせず即座に香の元に行き追い被さった。

しばらくして揺れは収まり「大丈夫か?」と香に声を掛け顔を覗き込んだ。

「うん・・・ありがと撩」

「おう。
にしても、すげぇ揺れたな」

「うん、最近地震多いよね・・・まさかどっかで大きな地震が起きてるとかないよね」

「よし、車のラジオ聴きながら帰るとするか」

そう言うと撩は香の手を取り起きあがらせ車に乗らせた。
早速、撩はラジオをつけ二人は耳を傾けた。

ラジオの内容は14時46分頃に宮城で大きな地震が起きたと報じていた。
ついさっきの出来事でまだ情報は混乱しており、ラジオ放送はどこも同じ内容を繰り返していた。


「ねぇ、撩・・・これって本当にやばくない?」

「ああ、東北で相当な地震が起きたようだな」


帰りの車内で少し青ざめた香は小さく震えているのがわかった。


「怖いか?」

「・・・ううん、大丈夫。
あ、ねぇ、撩。みんなは大丈夫だったかな?」

「キャッツに顔出しに行くか」


自宅へ帰る前にキャッツへ寄ることに・・・


カランカランカラン・・・

「よう、海ちゃん美樹ちゃん」

「あら、いらっしゃい」

「お、カオリ!怪我はないかい?」

「なんだ、ミック。お前も来てたのか」

「丁度、一仕事終えて一服してたとこだったんだよ」

「なんだ、俺らも仕事終えたところだったんだ」

「あ、ミック。額から血が出てるわよ?美樹さん救急箱お願いっ」

「Oh、カオリ、Thank you」

「んなの、放っておいたってすぐ治るだろ」

「ぷぷっ・・・リョウ、嫉妬しちゃってる?」

「んだと、ゴルァ!」

「はいはい、その辺にしといて片付け手伝ってくれる?」


美樹に言われ、ハッと我に返って周りを見渡してみると・・・
店の窓ガラスは全て強化ガラスな為に傷一つ着いていなかったが
店の中の物は色々と落ちて、カウンター席も倒れいる。
食器類も落ちて割れていた。
海坊主は食器類をホウキとちり取りで片づけていて、美樹はコーヒーが零れてしまった
テーブルをせっせと拭いていた。


「にしても、キャッツも随分酷くやられたもんだなぁ」

「フン、お前たちが店内で暴れた後よりか全然マシだなっ」

「・・・って・・おい」

「プッ・・・もう、ファルコンったらそれ言っちゃダメよ」

「ホント、オレだったらカオリを怒らせるようなことしないんだけどなぁ」


香は頬を赤らめ口をとんがらせて黙々とテーブルを拭いる。


「ふふ、ごめんなさいね二人とも。
私達は大丈夫よ。それより自宅は大丈夫だったの?」

「ああ、まだ帰ってないんだ。
仕事で一週間ほど空けて、今日帰るところだったんだ」

「あら、そうだったの。じゃ、早く帰らないと心配でしょ香さんも」

「うん、そうね・・・
あんまり手伝えなくてごめんね美樹さん」

「いいのよ。また片付いたら来てね。コーヒーご馳走するわ♪」

「じゃ、オレもオフィス行くね。かずえの事も心配だし」

「ええ、ミックも気を付けてね」

美樹ちゃんの言葉を背に俺達は店を後にした。


その後、早速自宅へ帰ってみると、案の定部屋の物が全て倒れ落ちていた。
電気も点かなく停電しているようだ。
買ったばかりの液晶テレビは、固定しておけとうるさかったタコ坊主のお陰で
難を逃れていた。


この状況に香も最初呆然として声も出なかったが、直ぐさま動き出し
落ちて割れてしまった食器を片付け始めた・・・が


「破片があぶねぇから、それ俺がやるって」

「そう?ありがと」


さすがに、割れた量が半端無いので俺が片付けることに・・・
そして香は他の部屋も見て回り、自分の部屋の片付けをし始めた。

するとまた、揺れを感じた。
香のことが少し心配で覗きに行ってみると、ベッドにしがみつきオロオロしていた。


「おいおい、大丈夫か?」

「う、うん」

「おまぁ、こういう事弱いなぁ」

「あんたは怖くないの?」

「俺に怖い物なんてないね」

「えー?飛行機嫌いじゃなかったっけ?」

「え、あ、まぁ・・・あれは人の乗る物じゃねぇだけ」

「ただ単に怖いんでしょ」

「っるせぇなぁ。オラオラオラ~こうしてやる」

香のこめかみをグーでグリグリグリ擦る付ける。

「イタタタタッ・・・ごめんごめん!」

「サッサと片付けて飯作ってくれ~」

「はいはい、わかったわよ。あんたも手伝ってよ!」


香は引き続き散らかった部屋を片付け、俺も自室の片付けを適当にした。
剥き出しになったコレクション達を香の目の着かない場所に移しておかなければ
これをあいつが見たら顔真っ赤にして怒るからなぁ。
香を抱けるようになったからって、こればっかりは譲れないぜ!

そう思いながらそそくさとコレクションを隠し作業を行った。
こんな時になんともどうしようもない男である・・・


キッチンがある程度片付いた香は食事を作り撩を呼びに来た。

「撩?ご飯出来たからダイニングに来てね」

「りょーかい」


地震で停電になってしまって冷蔵庫の中身を処分するために
結構な数の料理が食卓に並んだ。

「おおう、すげー数の料理だな」

「冷凍食品も処分しないと腐っちゃうし、その前に食べちゃおうかとね」

「ああ~停電だもんな」

「うん、まだ復旧しないし今晩はキャンドルだけになりそうよね・・・」

「それはそれで、楽しい夜になりそうじゃね?」

「んもー!撩ったら・・・こんな時にも頭の中はそれでいっぱいなわけ?」

「それ取ったら俺じゃねぇだろ」

「ったく・・・・・ぷっぷぷぷ・・・あははははは!」

「って、おい、何だ急に」


眉間にシワ寄せて言う撩の頬にご飯つぶがいっぱい付いてて
それがあまりにも情けなく見えた香は、笑いが込み上げて止まらなくなってしまった。


「あはははっ・・!あんた、その・・・ははっ・・その頬のご飯つぶ!」

「んだよ、こんな事で笑いやがって」


ふて腐れた表情でご飯つぶを掴んで口に放り込み目の前のご飯をまたかき込む。

ガッツガッツガッツガッツ。

いっぱい作った料理も撩のお腹に掛かればお手の物。
てんこ盛りに持ってあった揚げ物がすっかり空っぽになった。


「さっすが撩ね。あんだけあったのぜーんぶ食べちゃった。
何日分の食料だったんだか」

「今食えればいいじゃねぇか。
被災した人達なんて、その日食えるかわかんねぇのに」

「そうよね。ホントそうよね・・」



それから、お風呂には入れるはずもなく、ラジオや携帯で情報を取り入れていた。
あの大地震から数十分後に大きな津波で多くの町が被害に遭っている等
これまでにない状況だということが徐々に分かってきた。


「まさかこんな事になるなんて、どうなるんだろうこれから」

「それは分からない。だが、俺らは今出来ることをやらねぇといけねぇと思うんだ」

「出来ること?」

「そう、どんな状況だって俺達は未来を信じて前に進まねぇといけねぇし
都市部が落ち込んでちゃダメだろ?」

「うん」

「守り続けてきたこの新宿と同じように日本も俺らなりに守っていかねぇとな」
今出来ることは、今この時を生き抜いてそして東北の人達に思いを届けねぇとだ」

「うん、そうだね」


それから、東京は電気が復旧し映像での情報も流れ始めた。
原子力発電の事故も起こり様々な問題が出てきていた。

そんな中、撩や香は駅前で募金箱を持ち義援金を募っていた。
ミックオフィスでもサイトで募金を呼びかけている。
営業を再開したキャッツでもコーヒーの売り上げの一部を寄付することにした。



「俺達の微々たる物だが少しでも役に立てば・・・いいな、香」

「うん」

俺達がこの街を守っていくからな。みんな乗りきっていこうぜ!






【あとがき】
始めにも書きましたが、3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震のことを
忘れないようにって思い、書き上げました。
シティーハンターの二人やその仲間たちも新宿の街で復興を願い頑張っていることでしょう。
そう思って私達も今を乗りきりましょう!!


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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

20:53  |  ◆CH小説(原作設定)◆  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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