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2011.04.02(Sat)

TRIANGLE

TRIANGLEプロローグ


あたしは今年3月で高校3年生になる槇村香。

今日は、親友の絵梨子に連れられてあるバンドのコンサートに来てるの。
絵梨子の親はデザイナーで何でか知らないけどコネが効くらしくて一番前の席が取れた。

あたしは、音楽とか興味ないからどんなバンドなのかもよく分かんないのよね。
絵里子が言うには、ただいま人気上昇中のバンドらしいんだけどね・・・


「あんた、本当に忘れちゃったの!?もぉ~香ったらぁ」

「ごめんごめん!今度は本物目の前なんだしもっかい教えて!」


絵梨子は呆れ顔で持っていたパンフレットを開いて指さして説明し始めた。

「も~しょうがないわねぇ・・・
だからAngelっていう二人組のロックバンドで、ボーカルはこの金髪のミックに
ギターのリョウよ。曲は全てリョウが作曲してて作詞はミック」

「へぇ~そうなんだ」

「んもう、前に何度も言ってるんですけど!?」

「あははは、ごめんごめん~
興味ないとすぐ忘れる性格なんでね」

「え~?もうすぐ登場する二人を目にしたら絶対香も虜になるって!」

「ふ~ん・・・」


香は絵梨子の言葉など耳にも入れずボーッと座っていた。


「あ!二人が出てきた!始まるよ!!」


絵梨子がグイグイ引っ張るので香も嫌々立ち上がりステージを見上げてみた。
すると、ステージ中央がせり上がり、大きな歓声と共に二人が登場。
絵梨子も大きく手を振りながら「ミック!リョウ!」と叫んでいた。
香は冷めた目でその二人を見ているが、背が高くてガタイがしっかりした男の人
としか認識せず、別に虜になるとかそんな感じはしなかった。


だが・・・


彼らの音楽が始まると何か胸が高鳴り、リョウが弾くギターの音が胸に響いてきた。



ギタリスト・リョウ




(わぁ・・・凄い良い音色)


それに、ミックの歌声も曲に凄い合ってる。
結構良いわねAngelって・・・


見るからに香がうっとりしているのに気付いた絵梨子はニヤニヤ。

「ほ~ら、やっぱり虜になったぁ~♪」

「ちょ、あたしは虜になんてなってません!」

「ふっふ~ん♪」

「違うってば!」



(た、確かに・・・あのギターの音色は良いわ)


ジッとリョウを見つめていると、一瞬目があった気がした。


「きゃー!目があった!」


絵梨子も目があったと思ったようだ・・・



コンサートも終盤に差し掛かり、会場はヒートアップし絵梨子も
音楽に合わせ腕を振りまくっている。
隣の香は、ボケーッと突っ立ってそれなりに楽しんでいた。




「ふあー!やっと終わったぁ」

「付き合ってくれてありがとね~香」

「うん、いいよ。
で、絵梨子は出待ちするんでしょ?」

「うんうん!んじゃ、行くからね!」


正面ロビーを出て駆け足で出待ち場所に向かう絵梨子を香は見送ると
一人時間潰しにロビーの端っこで雑誌を読んでいた。


数十分後、ロビーに人の気配を感じ「絵梨子かな?」と思った香は顔を上げた。
するとそこには絵梨子ではなく、長身の男二人組がもう一人の男性と何やらコソコソ話していた。


「ファンが勘づかないうちにここから出ましょう。車出してきますね」

「ああ、そうだな。何かと面倒だしな」

「じゃ、リョウ、車来るまでしばらくここで待つか」

「ファンが来たらどうすんだ?」

「帽子とサングラスでわかんないって」

「どうだか・・・」



(え・・・?リョウ・・・ってまさか?)


二人から丁度見えない所にいた香、会話は微かに聞こえてきて
その内容に目を丸くした。

気付かれない方がいいかな?と思った香は内心ドキドキしながら
雑誌をこそこそ読んでいた。

と思ったら、ポンッと頭を軽く叩かれ「なぁーにコッソリ隠れてんだ?」と声を掛けられた。
恐る恐る見上げてみると、目の前にサングラスを掛けたリョウが覗き込んでいる。


(えっ、いつの間にバレた!?)


「さっきの会話聞いてたか?」


リョウの言葉に目を大きくして否定する香だが、その焦り様に嘘がバレバレ。
するとミックも目の前にやってきて覗き込む。
あまりにも急なことで香は軽く混乱気味。


「キミ、Angelファンの子?」


ぶんぶんぶんぶんと首を振って否定。
でも顔は真っ赤で湯気が出てるほど。


「あはは、顔真っ赤だよ?キミ可愛いなぁ♪」

「おいおい・・・からかうなミック」

「お前だってそう思ってるクセに~・・・」


ブルルルルル。
香の携帯が着信を知らせた。
急いで見てみると・・・絵梨子からだった。


『一向に出てこないから一旦そっち戻る~』


(え、ええ!絵梨子がこっち来たら大騒ぎになっちゃうじゃん!?)


「あ、あの!」

「ん?どうしたんだい?」


ミックが不思議そうに覗き込むと香はサッと立ち上がり


「友達が待ってるので、あ、あたし行きますね!では!!」


そう言うと一目散にその場を去った。


「ありゃりゃ、サッサと行っちゃった」

「ククッ・・・振られたな」

「お前だって同じだろっ」


香が去っていったすぐ後にマネージャーから連絡が入った。
車が到着したようだ。


「ミック、行くぞ」

「あ、ああ」



リョウはサッサとロビーを出るとマネージャーが待つ車へ急いだ。
ミックもその場を去ろうとしたら、先ほど目の前に座っていた子の場所に
何やら落ちているのが見えた。


「ん?これは・・・?」


手にとって見てみると、それは学生証だった。
顔写真を見るとやはり先ほどの子のだ。


「カオリ・・・ちゃん・・か。うん、可愛い名前じゃんっ」



ミックはその学生証をこっそり胸ポケットにしまい込みその場を立ち去った。


その後、Angelの二人は忙しいスケジュールの中、歌番組やイベントなどをこなしていた。

そんな中、ふとミックは思い出す。
偶然出会ったあの子の事を。

ただそれは、その時の思い出だけでそれ以上も無く過ぎていく事。



そう思っていた、この時は。



物語はまだ始まってもいない。
これからゆっくり動き出す3つの歯車・・・

心に光る小さな灯火。
それに気付くとき、本当の始まりを示す・・・




【あとがき】
ちとリョウの影薄いかな?w
学生時代にB'z同人みたいな漫画を描いてたのを思い出し
それをCHに置き換えて小説にしてみました。
ただちょいB'zの詩をそのまま使うのは良くないかな?
と思いましたので、ちと合間見て歌詞変えますかね・・・
↑いや、詩の才能無いので詩は無しでw


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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

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