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2011.04.09(Sat)

TRIANGLE第2話「思わぬ誘い」

かなりの性格崩壊しておりますので生暖かい目で見守ってください(´Д` )





あれから、あたしの学生証から携帯の連絡先と一枚のチケットが出てきた。
チケットをよく見ると、それはAngelが参加するMusic Festaの物だった。

香は勇気を振り絞ってミックと思われる連絡先へ電話をしてみた。

『はい、ミックです』

「あ、あの・・・!」

『あれ、カオリちゃん?』

「は、はい!あのこの間はどうもありがとうございました!」

『いや、いいよ。
それより連絡ありがと。嬉しいよ』

「チケットまで頂いちゃって、いいんですか?」

『ああ、それ手元にあったんでさ。
二枚入れておいたから友達と来るといいよ』

「はい、友達もAngelファンなんで喜びます!」

『はは、そうか。それは良かった』

「それじゃ、Music Festa楽しみにしてますね!」

『OK、オレも君に会えるのを楽しみにしてるよ。
じゃ、またね。カオリちゃん』


(会えるのを楽しみに?)



それよりも・・・Music Festaと言えば、
絵梨子が行きたい行きたい言っていたのを思い出した。
幸いチケットが二枚だったので絵梨子を誘うことにした。

放課後の教室でコッソリ絵梨子にチケットを見せてみた。

「えー!?これMusic Festaのチケットじゃん!」

予想通りの反応で香も嬉しく思う。

「うん」

「どーしたのこれ!手に入らないのに!!」

「・・・ん~知り合いから譲って貰ったのよ」

「へぇ~!凄いじゃん!わぁ~ありがと、香!」

「う、うん」


だが、入手ルートを教えないでとミックにも言われていた香は
苦笑いするしかなかった。



それから、Music Festa当日。
香と絵梨子は電車を乗り継いで会場に辿り着いた。
入場開始までまだ2時間もあるというのに、そこはもう色々なファンの人達で
溢れかえっている。
絵梨子も興奮気味で今か今かと入場を待つ。

その間、香はトイレへ行きたくなり、絵梨子を置いて一人列を離れた。
女子トイレもズラリと列をなし時間が食ってしまい、急いで済ますと駆け足で戻っていった。



ドンッ!

「きゃあっ」

「・・・っと、あっぶねぇなぁ」

「ご、ごめんなさい!」


急いでいた香は人と人の間を潜り抜けいたのだが、誤って人に当たってしまい
転びそうになったところを相手側の男性が香が倒れないように支えてくれていた。

謝りながら見上げる香を見たその男性が「ん・・・お前、あの時の・・・」

「え?」

「あ、いや・・・」


伊達眼鏡リョウ



その言葉によーく顔を見てみると、だて眼鏡の奥の瞳は確かにあのAngelのリョウだった。
何故こんな所に?と疑問を言ってみると

「散歩だよ散歩」

「バレたらヤバイんじゃないんですか?」

「こんなとこに居るなんて誰も思わねぇだろ」

「ま、まぁ・・・そうですけど・・・」

「じゃ、俺は行くから」

「あ、はい」

香が背を向け行こうとするとリョウが香を呼び止めた。

「あ、ちょっと待て」

「はい?」

「偶然会った記念にこれやる」

手渡された物はこれから使われるであろうピックであった。
急いでお礼を言おうと思い見上げると、もう向こうの方を歩いており
左手をふりふり振っていた。


それから香も急いで絵梨子が待つ列へ走って戻った。

「遅い遅い~」

「ごめん~思いのほか混んでてさ」

「あ、ね~ね~香!」

「ん?」

「入場してからこのチケットの半券捨てちゃダメよ~」

「え、なんで?」

「この半券にある個別の番号が抽選ナンバーになってて
Music Festa中に抽選があんだけど、参加歌手がクジを引いて
その歌手が引いた番号の人がそのクジを引いた歌手の楽屋に
行けるんだって!」

「へぇ~そうなんだ」

「興味無さそうね?」

「ううん、そんなことないよ」

「じゃ~香が当たったら私が貰っちゃおうかな♪」

「だ、だめ!私だって行ってみたいもーん」

「Angelが引いた番号が私の番号だといいなぁ」


そういえば・・・
ミックさんがくれたこのチケットだけど、チケット自体に「これキミが持っててね」
ってボールペンで書かれてたんだよね。
流石に絵梨子にこれ見られたら何を言われるかわからないから、あたしが
持ってるけど・・・まさか・・・このチケットって・・・?
まさか・・・ねぇ。


そうこうしてるうちに、入場時間が迫ってきた。
香と絵梨子は列に並び時間になると一斉に動き出す。

Music Festaは立ち見の為、みな走って自分のスペースを取っていく。
絵梨子も香を置いて先にスペースを陣取っていた。

「さすが、絵梨子」

「でしょでしょ!さ~これでいつでもこい!」


ブルルブルルブルル

香の携帯が鳴り響く。

誰だろ?と内心思いながらディスプレイを見てみると「ミックさん」と表示されている。
内心凄い驚きつつ、絵梨子にバレないように平静を保って電話に出た。

「はい、もしもし~」

『や~カオリちゃん』

「どうしたんですか?」

『カオリちゃんどの辺に席取った?』

その問いに大体の場所を説明するとミックが

『じゃ~さ、その辺に向かって歌うから、ちゃんと見ててくれよ?』

「は、はい」

『じゃ、またね』


ミックの言葉にまだ信じられない自分が居る。
あんなに人気なロックバンドのAngelが自分の携帯に掛けてくるなんて・・・

「香?誰から電話だったの?」

「えっと、知り合いから」

「なんか座席知らせてるっぽかったからさ~
ここに来てる人なのかなーと思った」

「あ、ああ~・・・ほらこのライブって中継されるじゃん?
だからあたしが映るかもしれないからって場所を教えてたのよ!」

「ああ~そっか~そうだよね!これBSで中継されるんだっけ~」

「うんうん!」


(ふう・・・絵梨子だけには知られちゃヤバイから・・・発狂されそうだし)




会場は観客で満員になり、そろそろMusic Festaが始まろうとしていた。


バックミュージックが流れ始めると、司会者が登場し初っぱなに歌う
歌手が登場してきた。
Angel以外のグループも聴いてみれば凄く良い曲ばかりと実感。
絵梨子もそのようで、二人して感動していた。


そして・・・
とうとうこの時が来た。

登場の合図を司会者が送る。


「さて、続きましては、ただいま絶好調のロックバンドAngelのお二人です!」


一斉に会場から熱い声援が上がる。
絵梨子も負けじと手を振って二人の名を叫んでいた。
またボーッと突っ立ってるだけの香に絵梨子が叫べと促す。

「え~恥ずかしいよ」

「どっちか好きな方を呼ぶのよ!」

「わ、わかったわよ~」

深呼吸をして・・・・
せ、せーの!

「ミックさーーーーーん!!リョウさーーーーーん!!!」


「どっちも好きなのね」

「う、うん」



この声援が届いたのかは分からないが、こちらの方にミックがウインクしたように見えた。
そして、曲が始まりミックはマイクスタンドに手を掛けヒットメドレーを歌い始めた。
傍らでは、先ほど偶然会ったリョウが黙々とギターを弾いている。


歌の途中でミックがこちらの方を向いて手を振りながら歌ってくれた。
まさか周りは、香に向けてなんて知るよしもなく絵梨子も同様で
「あ、こっちに手を振ってくれた!」と言って喜んでいた。


そして、Music Festa一番の催しの抽選会が行われることとなった。
数字はコンピューター管理で機械のスタートストップで決めていく。
決まった数字が大画面に表示されるようになっているわけだ。

歌を歌った順にどんどん行われる。
そしてAngelのミックがボタンを押しストップをかけると・・・
大画面に数字が表示された。


「あ・・・」

「どうした?香?もしかして・・・」

「う、うん・・・当たってる・・・」

「ええーーー!!??」


「え~それでは、抽選で当たった方々はライブ終了後係員に申し出てもらい
半券をチェックして貰ってOKであればご案内いたします」


(やっぱり当たっちゃった・・・)


「いいなぁ~香。私のが当たってればなぁ・・・」


ションボリした顔で香を見る絵梨子。
相当なファンだということは重々分かっているが、自分も逢いたいわけで・・・


(譲るべきか行くべきか・・・もー!どうしよ!!)


香が悩んでいる頃、Music Festaが終わり次々に観客が帰っていく。
Angelの二人もステージを降り、楽屋へ向かっていた。


「さ~てどんな子が来るかな~」

妙に張り切るミックにリョウが水を差す。

「男だったらどうする」

「絶対女の子に決まってるね!フフフ」

「何を根拠に・・・」


楽屋に着くと当選者がもうすぐここに来ることが伝えられた。


「いよいよだな~。っていうかリョウ、お前、無愛想にすんなよ?」

「っるせぇなぁ・・・」


コンコンコンコン・・・

当選者が到着したようだ。

「OK、どうぞ~」

「失礼します~・・・」

「?」


聞き覚えのない声が聞こえてきた。

ドアから覗き込むように入ってきたその子は、どう見ても香ではなかった。
それは香の親友絵梨子であったのだ。

「わぁ~!ミックさん!リョウさんだー!!」

目を輝かせて見つめる絵梨子を余所に落胆するミック。
そんなミックを見ていたリョウは、仕方なく絵梨子の相手をしてやった。

サイン色紙やポスター等、色々渡し握手をすると絵梨子は帰って行った。


「満面の笑みで帰っていったな。
ったく、ミックお前の方が無愛想だったんじゃないのか?」

「あ、あぁ~」

「お前まさか、目当ての子が来るように仕向けていたんじゃないだろうな」

「ん~そのまさかだったりして」


この時、初めてリョウはミックが香と知り合いになっていたことを聞かされたのだった。


そして、翌日の早朝、香の携帯が鳴り響く。

「う、うーん・・・誰だろ?こんな朝早く・・・・もしもーし・・・」

香は寝起きで番号表示も見ず出てしまった。

『カオリちゃ~~ん?今起きたかなぁ?』

「み、み、ミックさん!?」

『あはは、朝早くごめんね。
そっちも学校があると思って朝早くにさせてもらったよ』

「な、なんですか?」

『昨日は楽屋に来られるの連れに譲ったでしょ?』

「あ・・・ごめんなさい」

『いや、いいんだけどさ。
楽しみにしてたんだよね。キミに逢えるのが・・・
で、次こそちゃんと逢いたいんだ。付き合ってくれる?』

「え?」

『オレとデートしてほしいのさ』

「え、えええ?ミックさんとデートですか!?」

『うん、嫌かな?』

「いえ、そそ、そんな!嫌なわけないじゃないですか!」

『あはは、ありがと。
また色々決まったら連絡するから、じゃまたね』

「あ、は、はい!またです!」



(で、でで・・・デート!?)



まさかの誘いに動揺する香。
Angelのミックに自分みたいな子供がデートなんてしていいものか
戸惑いを隠しきれなかった。


to be continued...


【あとがき】
まったくもってリョウの影が薄い件w
ミックのターン続きます!
ミックスキーにはたまらんかな?←w
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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

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