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2011.04.10(Sun)

TRIANGLE第3話「それは突然に・・・」



デート!?と驚いたあの日から約二ヶ月向こうから連絡が一切無い。
香もさすがに「やっぱり遊ばれてた?」と思うようになっていた。


香も高校3年生になって早3ヶ月、この日は週末ってことで絵梨子の家に
泊まりに来ていた。
二人は布団に入り、絵梨子はAngelの話で盛り上がる。香は複雑なわけだが・・・


「絵梨子?Angelって今なんか活動してるの?」

「香、あんた雑誌とか読んだりしてないの?
ああ・・ファンクラブ入ってないんだっけ」

「うん、入ってないし、雑誌も読んでないよ」

「んもう、しょうがないなぁ・・・
Angelは今海外ツアー行ってるのよ~」

「え?そうなんだ?」

「うん、あんた好きになったわ良いけど、ちゃんと雑誌とか見なさい!」

「絵梨子が教えてくれるからいいかなーと思って」

「あははっ、香らしい~」



絵梨子に教えられたAngelの活動。
自分でも調べてみると、やはりこの2ヶ月きっちりそれで埋まっていた。
連絡が一切無いことが頷けるほど忙しかったのだろう。そう自分を納得させた。

けど、やっぱりなんか寂しい。

これってわがままかな?
Angelにはもの凄い数のファンが居て、ミックさんやリョウさんはそれに応えてる。
なのにそんな人気者のミックさんがあたしにだけコンタクトを取ってくる。
あたしにだけ・・・


・・・・

本当にあたしにだけなのかな?



こんな事ばかり最近考えてるな・・・あたし。

仮にも受験生なんだし、こんな事考えてる場合じゃないのに。


香の中でAngelの存在が大きくなっていくのが分かるにつれ
これ以上好きになってしまったら、受験に手が着かなくなるんじゃないか
という恐怖感も微かにあった。




それから数日後の学校帰り。一人でいつもの帰り道を歩いていると・・・


「カオリちゃん?」


後ろから自分を呼ぶ声がした。
振り返るとそこにはミックが息を切らして立っていた。


「ど、どうしたんですか!?」

「ハァハァ・・・仕事終わったんですぐ会いに行こうと
車走らせて、さっきキミを見掛けたんで走って追っかけてきたんだ」

「ええ・・・?」


混乱中の香を余所にミックの後ろから違う誰かの声がした。


「ミック、ったく先行くな」


呆れ顔のリョウがそこに居たのだ。
これはもう香もビックリで開いた口が塞がらない。


「え?リョウさんもどうしてここに?」

「コイツに運転頼まれたんだよ。仕方ないから来てやったが・・・」

溜息をついてミックを見るリョウ。

「で、ミックこれからどうすんだ」

「決まってるだろ?この子とデートすんのさ」


ミックの言葉にビックリする香にリョウも「お好きなように~」と言って
その場から去ろうとした・・が・・・


「何言ってんの?リョウも来るんだよ」

「はぁ?なんで俺が行かなきゃなんねぇんだよ。お前の恋愛にクビ突っ込む気ねぇし」

「二人っきりだと写真撮られたら後々めんどくさいだろ」

「マネージャーに頼めよ」

「ああー・・もう二人ともやめてください。二人が言い合うと目立ちますよ・・・」


香の一声により二人は黙り込んだ。


「とりあえず、お前を家まで送ってやる」


リョウはそう言うと車が停めてある場所までサッサと行ってしまった。
そしてミックと香も後を追う。


車中、ミックは連絡をしなかったことを香に謝った。

「ごめんねカオリちゃん。連絡しようと思っていたんだけど
思いのほか忙しくてさ。それに連絡も無しに会いに来て申し訳ない」

「いえいえ!全然いいんですけど、凄い驚きましたよ!」

「ミックは思ったことを行動しないと気が済まないタチだからな」


それから香を自宅まで送り届け、私服に着替えた香が出てきた。
夕方であまり長く遠くには行けないという香に仕方ないということで
リョウに運転を任せてドライブに行くことになった。


「結局俺が運転かよっ」

「いいだろ、お前運転好きだし」

「フン・・・」


後部座席に座って雑談する香とミック。
その光景をミラーで見ていたリョウは、眉間にシワを寄せ溜息をつく。

辺りは大分暗くなり、横断するブリッジにも明かりが灯る。
暗い車内に時折入る光に香は輝いて見える。


休憩で寄ったパーキングエリアで、バラバラに行動。
列んで歩いてて撮られたらヤバイからとのこと。

車に戻ってきた香。
「二人とも戻ってるかな?」と覗き込むと運転席にリョウが腕を組んで目を閉じていた。


(リョウさんとはあんまり話したこと無いし・・・ちょっと話しかけようかな?)


そう思った香は助手席にソッと乗り込みリョウに声を掛けてみた。


「リョウさん?」

「ん・・・」

「あ、ごめんなさい。寝てました?」

「ん、ああ・・・昨日まで海外にいたから時差ぼけってやつだ」

「大丈夫です?」

「ああ、まぁな」


口数が普段から少ない人だとミックから聞かされていた香。
そんな人だからこそ、もっと知りたくなってしまうわけで・・。


「リョウさんってなんだかんだ言ってミックさんと仲良いんですね」

「仲良かねぇって。いっつもアイツには振り回されっぱなしだし」

「あははっ、一生懸命ですもんね~ミックさん」

「お前、アイツのこと好きなのか?」

「え?・・・ファンとして好きですよ?」

「・・・そうじゃない」

「ど、どういうことです?」


突然の問いに戸惑う香・・・


「ファンとしてじゃなく、一人の男として・・・だ」


グッと香を覗き込むように見つめるリョウ。
困り顔でリョウを見上げる香にリョウは無いも言わず・・・





突然のKiss






一瞬の出来事に固まる香。


触れるだけの一瞬のKiss。
何が起きたのか、すぐに理解できない香にリョウは無言でもう一度Kiss。


リョウが香から離れると、香は唇を両手で押さえ呆然としていた。
しばらく無言が続いているとミックが帰ってきた。


「やぁやぁ~遅れてごめんね。
あれ?カオリちゃんは今回助手席に乗るのかい?」

「あ、いや~リョウさんと話してたんですよ」

「そかそか」


香は元の後部座席に乗り直し、再びミックと雑談を始めた。
リョウは何事もなかったように無言でハンドルを握っていた。


さっきのことが夢だったかのように過ぎ去っていく時間。
香はまだ信じられていなかった。


「ね、それでさっ、カオリちゃんは~・・・」

「・・・・・・・」

「カオリちゃん?どうしたの?気分悪い?」

「あ、いえ、大丈夫ですよ!」


ブンブン首を振って慌てる香。
先ほどのことが頭から離れない。

ミラー越しに見えるリョウと目が合う度に胸が張り裂けそうになる。


(どうしてこんなにドキドキするんだろ・・・)



香の帰り時間となり地元へ戻ってきた3人。
自宅近くの公園前へ車を停車させ香を見送る。
今回はデートと言ってもドライブへ行っただけで、あまりゆっくり出来なかった。
「今度は他の所行きたいね」とミックに言われた。

横目でリョウを見ながら空返事をする香に不意打ちに



突然のKissその2




少し唇を離した瞬間、ミックからの告白。

「好きなんだ。キミが・・・」

「!!」


その光景を車内から見ていたリョウは、冷めた表情でミックを見つめている。


「返事いつでもいいから・・・じゃ、次会えるの楽しみにしてるよ!またね!」


車に乗り込むミックを見送った香は、ミックにまでもKissされてしまい
それも告白まで受けてしまって困惑する。


(あたし・・・一体どうすればいいの?・・・)




リョウはミックを自宅マンションまで送るべく無言で運転する。
後部座席に乗ったミックをキッと睨むとミックと目があった。


「リョウ・・・」

「なんだ」

「負けないからな」

「フッ・・・」


あの時ミックは、リョウと香のKissを見ていた。
いつものように明るく振る舞っていたミックだったが、さすがにあの光景が堪えたのか
感情が押さえきれず香にぶつけてしまった。

あの出会いから、逢ったのはたった一回だけなのに何故こんなに惹かれていく?

電話越しで声を聞く度にこの距離が縮まればいいのにと何度思ったか・・・

歳が離れているあの子に身も心も奪われそうだ。

あの時から全て始まっていたのだろうか。



キミを奪って連れ去りたい。
ずっと見つめていたい。



そして、時だけが過ぎていく。




To Be Continued...


【あとがき】
挿絵2コ入れたぜーヽ(・∀・)ノ
最後、歌詞っぽくなったヽ(・∀・)ノ

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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

13:59  |  ◆パラレル小説◆  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

かいと様こんにちは。
なんか久しぶりに、ゆっくりサイトを開いてます。
「TRIANGLE」読みました。
芸能人とファンの恋愛・・・いいなぁ~^v^
今回は、最初ミックの方が主人公みたく出回ってたので、「これはミックと香の小説かぁ~」と思い、りょうファンの私は少しがっかりしたんですが・・・やっぱりりょうも香に惚れてましたね♡
りょう、ミック、香の三角関係どうなるのかなぁ・・・先がとっても楽しみです。
さや | 2011年04月11日(月) 13:52 | URL | コメント編集

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