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2011.11.20(Sun)

「自分の居場所」

第291話「疑惑の関係!!」を元に書いてます。
ちょーー短いです。申し訳ない('A`)



「やだ、撩!熱あるじゃないの!!」


唯香ちゃんの護衛で学校へ行って帰ってきたら、撩の様子がおかしかった。
座ってボーッとしてる撩の額を触ってみるともの凄い熱を感じて測ってみたら
9度を超えていた。


「今日はもう寝なさい!」

「んな大きな声でいうなっての頭に響く・・・おやすみ」

「さーて、あたしはお風呂入ってゆっくりテレビみよっと~」

「ええ?香さん、冴羽さんの面倒見なくて良いんですか?」

「んなの~放っておけば治るって~頑丈だけが取り柄なんだから」

「そ、そうなんですかぁ~?」


そんな事を言いつつ、あたしは熱を出した撩が気がかりで
唯香ちゃんが部屋に行ったのを確認すると、せっせと看病セットを準備して
撩の部屋へ向かった。


そーっと部屋へ入ると顔を赤くして息苦しそうに寝ている撩が目に入った。

また額に手を当てるとさっきより熱が上がった?と思えるほど熱い・・・


「撩?あんたこんだけ熱出すのって初めてじゃない?」


小声で問い掛けるも当の本人はうなされているようで眉間にシワが寄っている。

額ににじみ出る汗をタオルで拭い取り氷水で冷やしたタオルを絞って額に乗せてあげた。


「これでちょっとは楽になってくれればいいけど・・・」


布団から出ていた撩の左手を布団の中に入れようとすると撩が握ってきて
思わず小さな声を上げてしまった。


「りょ、撩?」


顔を赤くして覗き込んでも撩は眠ったまま。
寝ていても反射的に掴んでしまうんだろうか・・・


でも、その状況が何となく嬉しい香は手を握られたまま傍に寄り添うことにした。


寄り添ってどれくらいになるだろうか・・・
撩の顔を優しい眼差しで見守る香。

こんなに傍にいるのに・・・ずっと想い続けてるのに・・・

願ったって叶うはずなんか無いと何度思ったか。

でもこうやって撩の温もりを感じると求めてしまう。


淡々と考えているといつの間に寝入ってしまっていた。


数時間後・・・
外は明るくなり陽が差し込む。


「ん・・・」


陽の光で起きた撩。
傍らに温もりを感じ見てみると、香がベッドにうつ伏せで寄りかかり何も掛けず寝ていた。


「・・・香」


優しい瞳で愛おしそうに覗き込み小さな声で「サンキュ」と呟いた。


気付かれないように背中に布団を掛けてやった。

撩は体力が激しく消耗したため、それを補うためにキッチンにある
食材を片っ端から口に放り込んでいた。


物音に気付いた唯香はそっとキッチンを覗き込むと、冷蔵庫の食材を
無理矢理口に押し込む撩の姿を見つけた。


「さ、冴羽さん・・・?」


唯香の声をかき消すかのように大きな声で香がキッチンへ入ってきた。


「りょー!!あんたまだ熱あるんじゃないのー!?」

「もぐもぐもぐ・・・ごっくん・・・だいじょーぶ!」


心配する香は熱を計らせたが、35度台まで熱は下がっていた。

そのあと口からそっと何かを取り出す所を唯香は鋭い観察力で見逃していなかった。

まだ目がボーッとしてるように見える撩なのに、不思議だなと思いつつも
香はそのまま撩達を送り出してしまった。


「撩・・・大丈夫かな?」




あれから俺は淡々と唯香から説教を受けた。

“卑怯者”ねぇ・・・

んなの、分かってる。

だが、俺は何故か香を傍から離そうと思えない・・・

いや、離せないのか?

奴から預かってから大分経ってしまい俺もわからない。

どうしたいのか・・・



その後、俺の熱のせいで危うく唯香を連れ去られそうになったが
なんとか香の協力で防ぐことが出来た。


香の目は確かだ。

あんな遠くでもちゃんと弾を当てられた。

あいつを鍛えれば申し分のないパートナーになるだろう・・・
だが、そうはしたくない自分がいる。

そりゃ、使えるパートナーがいたら申し分ない。
仕事だって楽になるかもしれない。

けど、あいつにそれをやらせようとは今まで一度も思ったことはない。
俺のような薄汚れた手にしたくはないからだ。


なんでもないありふれた生活を空間を与えてくれる。
ただそれだけで十分なんだ。

・・・香は俺の精神面のパートナーなのかも・・な。

あいつが居てくれるから、俺は今までやってこれたのかもしれない。
俺の帰る場所を与えてくれた女なのかもな。


「撩、あんた熱まだあるんでしょ。今日も早く寝なさいよ!」

「・・・ああ」


こうやって、親のようにいっつもガミガミうっさいけど、たまに見せる仕草や表情が
俺の心をくすぐる。


そして今夜も俺が寝たのを見計らって(寝たふりしてたんだが)寄り添って看病してくれている。

・・・まぁ、もうベッドに寄りかかり眠り込んでしまっているが。はは。


撩はクスッと笑みを浮かべ寝顔を見ながら小さく呟いた。


「お前が風邪ひいちまったら俺困るんだけどなぁ~」

「ま、俺が面倒みてやってもいいけどな」




【あとがき】
いかがでしたか?
激しく短くてごめんなさいorz
久々に書いたのでなかなかね・・・
最後の挿絵自分自身お気に入りっす~!
「私はあのシーンが好き!」や「あの話が好き!」
なんてありましたら拍手コメントくださいね(´∀`)





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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

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Comment

●のほおおおおおお!(*´д`*)

優しい眼差しのリョウちゃん!
わたし、この話すきです!唯香GJとかひとりで思ってました(・∀・)

あぁ、あんな眼で見つめられたらコロっといっちゃうなぁ(*´ω`*)
みやさか | 2011年11月20日(日) 15:18 | URL | コメント編集

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