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2011.12.20(Tue)

「潜む想い」

随分前にヤギさんに贈ろうかと思っていた超短編。


「撩!?も~早く起きなさい!」


布団を引っ剥がされドスンとベッドの下に落とされる俺。
毎度こんなのが俺の目覚まし。

朝からガミガミうるさい香を余所に俺は頭を掻きながら洗面所で顔洗って歯磨き。
いつもとなんら変わりない。


朝食を食い終わると、食後のコーヒーを貰ってソファーでまったりと飲む。
その間、香はいつものように忙しく家事をこなしている。


「あ~あ、今日は大雨だから外に干せないわねぇ・・・」

「ん、今日は大雨警報出てたよな」


香はガックリしながら洗濯を干しに行った。


俺はベランダに出て、土砂降りの雨音を聞きながら頭上に空いている穴に
指を突っ込み懸垂をし始めた。

香が戻るまでに淡々とトレーニングをこなす。
戻る頃合いを見てリビングに入りエロ雑誌片手に冷めたコーヒーを飲む。


「それじゃ、あたしは伝言板見に行ってくるから」

「ほい」


片手をフリフリさせ香を送り出した。


そして俺はまたベランダへ出てトレーニングの続き・・・
しようと思ったがふと下を見ると香が傘を差して出て行くのが目に入った。

ベランダの縁に頬杖をしてその光景を見つめる。


(あ~あ・・・こんな土砂降りの中いかねぇでもいいのに)


そんなことを思いつつ、またトレーニングを始めた。
トレーニング中は極力何も考えず集中するはずだが、こんな土砂降りの日は
どうにも集中できなくなる。


雨音を聞いて目を閉じているとアイツの声が聞こえてくるような気がして仕方ない。

あの日、俺に寄っ掛かってきた男が絞り出した声で訴えた事。
俺は今の今まで懸命に守ってきた。

だが、迷うことが何度も繰り返し押し寄せては、あいつの言葉が脳裏に浮かんで止まっていた。


手放すことなんて簡単かもしれねぇ・・・

だが、どんなに喧嘩しようが結局は俺の元に戻っている。


いつかは、送り出すときが来るんだろうか・・・


「なぁ~・・・槇村・・・」


お前の妹をいつかは嫁に出すときが来るんだろうか。

ははっ・・・何言ってるんだ。
香が嫁とか・・・なれるわけねぇだろ、あんな男みたいな女がよ・・・


ピシャッ・・


「冷てっ」


雨が跳ね返り撩の顔に引っ掛かった。


「ったく、槇ちゃん冷て~じゃねぇか」


撩はトレーニングを終え、壁により掛かると煙草を取り出して一服し始めた。


「ふぅ~・・・」


ふぅ・・・



溜息混じりの煙を吐き居もしない奴に話しかける。


「なぁ~槇村。
もし・・・もしお前の妹が結婚するって言ってきたら
俺は一緒にバージンロード歩かなきゃいけねぇのかな」


聞こえもしない奴の声を聞き取ろうと耳を澄ますが聞こえるのは激しい雨音だけ・・・


「はは・・・居もしない奴に意見を求めるとか俺もどうかしてるよな」


自分に呆れかえりながら、淀んだ空をジッと眺めていた。




【あとがき】
お久しぶりです!
こんなちょー短編で申し訳ない!><

このお話は、リョウが香への想いに気付く前で胸の中のもやもや感が
まだ何なのかハッキリしてないときかな。
でも、何となく気づき始めてる時期なお話でした!

分かるかな?w

あ、らくがきを写メで撮ったの挿絵にしてしまってすまないっす!

では、また何かUP出来るよう頑張りまする。




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