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2006.03.31(Fri)

XYZ(続き)

「XYZ」の続きです。まんまですねw
色々と突っ込み所満載になってますが生暖かい目で見守って下さいw



コンコンコンコン・・・

「美樹です~入って大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ。どうぞ~」

カチャ・・・パタン・・

「わぁ~!香さーん!綺麗!!」
「美樹さん・・・ありがと・・・」
眩いばかりのウェディングドレスを纏った香が顔を赤らめていた。


そこは、かつて美樹と海坊主が式を挙げた奥多摩の教会である。
香にはあまりにも驚くことがいっぱいで信じられず戸惑ってばかりだった。


まさか撩からプロポーズをホントに受けるとは思っても見なかった。
凄く嬉しかった。心から愛してる男(ひと)に想われてるだけでも幸せなのに。
あんなに素敵な指輪も貰って・・・ホントにこんなに幸せ・・いいのかな?兄貴。

「香さん?どうしたの?」
「え・・?あ、ううん、なんでもないわよ」
「ふふ・・・もしかしてマリッジブルーかしら?」
「な、何言ってるのよ美樹さん!それはないわ大丈夫よ」
「あはは、香さん顔真っ赤にしてわかりやすいんだから~」
「んもう・・・」
「でも、ウェディングドレスもよく用意できてたわね」
「それがね・・・これ」
「そう!私がデザインしたドレスなんです!・・・・
「あ、ごめんなさい。紹介が遅れました!
わたくし香の高校時代からの親友で北原絵梨子と申します!」
「あ、どうも!美樹と申します~
にしても、このドレス凄い綺麗ですね!香さんにぴったしですし」
「そうなんですよ~!香を知り尽くした私だからこそ作り上げられた傑作なの!」
「そ、そうですか~」
「あはは、絵梨子~あなたの力説で美樹さん困ってる~」
「い、いや、そんなことはないですけど・・・
でも、冴羽さんに頼まれて作ったんですか?
だって、香さんは式の事知らなかったわけだし」
「そう、私が香にこのドレスの試着を頼んだ2月あの日の夜に
冴羽さんから電話があったのよ」
「え?撩から?」
「うん。ウェディングドレスを貸してくれないかとね。
それで、詳しく事情を聞いたのよ。そしたら・・・」
「そしたら?」
香は身を乗り出して絵梨子の話しに聞き入る。
「そしたら、香に贈る指輪の話しを聞いたのよ。
初めは指輪を贈るだけにしようと思っていたらしいんだけど
ドレス姿の香を見たら、式を挙げてやった方がいいんじゃないかって
思ったらしくてね。それで今日の式に合わせて私もスケジュール空けたのよ」
それを聞いた香の目から大粒の涙がこぼれ落ちた。
「ああ、ほら香!お化粧が~!」
「・・うぅっ・・・え、絵梨子ごめん・・もう、ホント・・うれしくて・・・」
嬉しさのあまりポロポロ涙を流す香に絵梨子も美樹も微笑んで見ていた。

その頃・・・新郎の控え室では。

キィーー・・・バタン!(ドアを開ける音)

「撩!入るぞ!」
「おう、なんだ海ちゃんか」
「・・・なんだその」
「あん?」
「あの新宿の種馬とか言われたお前がまさか結婚とはな」
「フ・・結婚か~・・・もう自由に外でもっこりできなくなっちゃうけどね~」
「ふん」
「なんだよその目は!」
「そんなこと言っておきながら、最近女遊びしてるって噂聞かないが?」
「あん?ま、まっさか~!俺は毎晩もっこりナイトをだな・・・!」
「・・・ふん、まぁ、香を幸せにしてやれよ。わかってるな撩」
「おう」
「・・・そーいや海ちゃん、ミック見たか?」
「いや、まだ見掛けてないぞ」
「むむ・・・まさかアイツ」




「カーオーリー!いるかい~?」
新婦の控え室へ入るなり勢いよく香に飛びかかろうとするミック
ミックが飛びついてくるのを阻止するために香はハンマーを出すと同時に
急にミックがピタッと動きが止まった。
「おっとっと・・・カオリ~!ごめんね~またくるからね~!」
(・・・ゾクリと殺気を感じたな・・・これはまさか?)
ミックはそう言うとそそくさとその場を離れていった。
「なんだったのかしら??」
ぽかんとする香は手に出していたハンマーを閉まったのであった。
(・・・それにしても前にも同じ事あったような気が)

ミックは外へ出ると辺りをキョロキョロして新婦の控え室の窓が見えるところへ
行ってみるとそこには撩が立っていた。

「なんのマネだリョウ」
「ふん・・・なんだ?エロミック」
「なんだよ!俺もカオリの晴れ姿一番に見たかったんだよ!
それをお前、俺を撃とうとしてなかったか!?」
パイソンがしまわれている懐に手を入れ撩はミックを睨み付ける。
「あー?お前香に飛びつこうとしてたよなー?」
「・・・え?そうだった?あはは」
「ったく・・・いい加減にしねえと・・・」
撩がミックに近づいて銃を出そうとしたところ・・・遠くの方から何やら叫び声が聞こえてきた。

「ミーックー!!」
「!!」
「かずえちゃんか?」
「こんな所にいたのね!ミック!?あなた美樹さんから聞いたわよ!?」
「カ、カズエ・・・これには色々と・・・」
「言い訳は聞きません!こっち来て!!もうちょっかい出させませんからね!」
「カーズーエーごめんよ~」
「もー!!冴羽さん!うちのミックがご迷惑お掛けしました!
連れて行って私が見てますのでご安心を!」
「・・・ああ、よろしく頼むぜ」
(あはは・・・昔の俺と香を見るようだ・・・)
ずりずりとミックが引っ張られていく様を撩はざまー見ろといった感じで見ていた。

「新郎さーん!式の準備が調ったので中へ入ってくださーい!」
「お、わっかりました~」


「さ、香さん!ファルコン!いってらっしゃい!」
香を送り出す父親役として海坊主が選ばれた。
今まで何かと香に助言を与え背中を押してくれた彼が一番父親役に合っていると
美樹が推薦したのであった。
(ミックもやりたいと言っていたが、かずえに即却下されたのは言うまでもない・・・)

香は海坊主と腕を組み一歩ずつ進んでいく。
「海坊主さん・・・こんな役までありがとうございます・・・」
「い、いや・・・いいんだ」(ポーと顔が真っ赤)
進んでいくと向こうには祭壇の前に撩が照れくさそうに
ズボンのポケットに手を突っ込んで待っていた。
「海ちゃんサンキューな」
「ありがとうございます海坊主さん」
「おう」
「それじゃ、引き続き神父役ガンバってね海ちゃん♪」
「フン!」

「さっ、香・・・来いよ」
「うん」
撩の差し伸べられた手に香はそっと手を乗せ、撩の横に並んで海坊主の言葉を待った。

挙式1_2


「そ、それでは・・・・」
「海ちゃん、かたっくるしいのは無し!」
「む、そ、それじゃ・・・誓いの言葉を・・」

「汝冴羽撩は、この槇村香を妻とし
良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も
病める時も健やかなる時も、共に歩み
他の者に依らず、死が二人を分かつまで
愛を誓い、妻を想い、妻のみに添うことを
神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか?」
「・・・・・・・」
「・・・撩?」
「もっこり誓います!!」
「ブッ・・・!!」(一同)
「りょ、撩~・・・らしいか・・あはは」
「さ、香の番だぞ」
「うん」
「汝槇村香は、この冴羽撩を夫とし
良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も
病める時も健やかなる時も、共に歩み
他の者に依らず、死が二人を分かつまで
愛を誓い、夫を想い、夫のみに添うことを
神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか?」
「はい、誓います」
「・・・あれ~?香?もっこり誓った~?」
「ちょ・・・!」
「ちゃんと誓わないとダメダメ~♪」
「・・・も・・も・・・も、もっこり、ち、誓います!!」
参列席の方からクスクス笑いが零れている。
もの凄い勢いで真っ赤になり香はギロリと撩を睨み付ける。
「あはは」と笑いながらポンポンと香の頭を軽く叩いている姿を
参列者全員が驚いて見ていた。
いつもの撩だったら香と一緒にいる時、みんなが居る前では
素直になれずツンツンして香を怒らせていたが、今日の撩は
穏やかに香を見つめ落ち着いて見える。

相変わらず海坊主も香に負けず真っ赤になっているが、進行を続ける。
「で、では、指輪の交換だ」
美樹が二人の前に指輪を指しだして待っている。
それを撩は受け取り香の左手人差し指にそっとはめた。
次に香が同じように撩の無骨な指にそっとはめた。
香の頬はもう涙で濡れ撩の顔がまともに見れないほどだ。

「そ、それでは・・・ち、誓いのキスを・・・!」
海坊主はほんのり顔を赤らめながら言うと撩と香は向かい合う。
撩が横目でチラッと参列席の方を見てみると、みんな興味津々に
こちらを見ている。
(うは・・・みんなの前ですんのか・・・わかってはいたが
いざそうなるときっついなー!)

目の前の香を見ると、頬を赤らめ涙目でジッと撩見つめていた。
そんな香の姿を見た撩は、さっき考えていた事など忘れるほど
香に見惚れてしまった。
撩は優しい表情になり眼を細めると香の頬に手を添えそっとキスをした。

誓いのキス2


目の前の海坊主は更に真っ赤な茹で蛸になり、場内の女性陣は
その綺麗さに「わぁ・・・」と小さく呟く。

誓いのキスが終わった後、撩は密かにこう思っていた。

香?今まで色んな事でお前を悲しませ苦しませ、本当にすまなかった。
ずっとお前の気持ちをわかっていながら、俺は卑怯にも知らんふりを続け
幸せを考えて手放せばいいものを俺はずっとお前を側に置いていた。
お前に惚れていることに気付いても、俺はずっと悟られないように隠してきんだ。
触れてしまえば楽になれる、コイツを思うがままに出来ると何度思ったか。
だが、俺の臆病な心がそうはさせなかった。
けどコイツに触れられるようになった今思うと、なんでもっと早く気持ちに
応えてやれなかったんだろう。そう思っちまう。
一人の女を愛し、そして愛されることがこんなにも幸せなことだったのか。
この幸せを誰にも邪魔されたくない。
だから、何が何でもずっと俺は生き続け香を守り続ける。
どんなことがあろうと俺はこの誓いを守り抜く。

XYZ・・・槇ちゃんの依頼・・・俺が必ず最後まで成し遂げるからな。

無事挙式は終わり、撩と香は外へのトビラを開くとみんなが出迎え祝福してくれていた。
「撩~!香さーん!おめでとー!」
「リョウ!やったな!おめでと!!」
「香~!こっち~こっちにブーケ投げてよ~!」
「あはは・・・絵梨子ったらぁ~」
「世界中の美女ともっこりの夢も実現ならずじゃの~撩~!
じゃが、めでたいめでたい!」
「きょ、教授~そうなんすよねえ!ちょっと残念っす!」
「りょ、りょおー?」
教授と撩の会話に香がギロリと睨み付ける。
「あはははは・・・冗談冗談!やだなぁ~香ちゃん!」
「・・・もう!」
「ほら、みんなブーケをお待ちかねだぜ!香!」
「あ・・・そうだった」
麗香やかすみなど女性軍がまだかまだかと目を輝かせブーケを待ちわびていた。
香はみんなの期待に応えるべく、ブーケを前方に放り投げた。
「イエス!!」
そのブーケは、人一倍身を乗り出して居たミックの手に中に落ちた。
「おし!カオリのブーケもらい~♪」
女性軍の冷たい視線を思いっきり受けるミックだが、そんなの気にせずウキウキしている。
隣のかずえは呆れて頭を抱えていた。
どうしようもないミックの姿に撩と香も呆れて苦笑して見ていた。
「あ~あ、ミックの手に渡っちまったか」
「ナハハ・・・じゃあ、次はミックとかずえさんかな?」
「ククッ・・・そうかもしれんな」

撩がエスコートして停めてあるクーパーに歩んでいくところに
美樹が駆け寄ってきた。

「お二人さーん!」
「美樹ちゃーん♪さっそく俺と不倫する気になった~?」
「もー!冴羽さん!香さんいるのに何言ってるの!」
「撩!!」
美樹と香に睨まれて苦笑いする撩に美樹が「この後キャッツに来て」と言うと
海坊主の元へ戻っていった。

二人は車に乗り込み一旦アパートに帰り着替えると言われたとおりキャッツに向かった。




ずいぶんお待たせしてしまってすんませーん(〃∇〃)
香ちゃん念願の結婚式挙げられて良かったです!

いつも拍手ありがとうございます!
とても励みになってます^^
また拍手やコメントお待ちしております!
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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

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 | 2010年08月30日(月) 01:26 |  | コメント編集

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