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2010.10.03(Sun)

あの夏を忘れない

一線を越える随分前のお話。



ある夏の日のこと・・・

真夏の炎天下の中、今日もまた撩は海へナンパをしに行った。
ビラ配りもせずに遊びほうけてる撩に怒りが沸々と沸き返る香。
そんな香の様子に美樹がある提案を差し出すのであった・・・

「ねえ、香さん。良いことを思いついちゃった♪」
「え?」





「ふ~!今日もあっちいー!こんな日は海で泳いでナンパに限るねい♪」

本日もだらしない顔つきでナンパをしている撩。
良く出没する男の事は、海に来る女性全て知られているほどだった。

「そこの、もっこりちゃーん!ボクと泳ごうよ~♪」
「俺がオイル塗ってあげようか~♪」

などなど、話しかけまくる。
大概が嫌がられ終わるわけだが・・・


「ねえ・・?そこのあなた、私にオイルを塗ってくださらない?」

その言葉に周りの男共が振り向く。
だが、その女の目線はあのイヤラシイ目つきのあの男に注がれていた。

「え?俺っすか~!?」

なんで、あの男なんだと周りの男共が睨み付けている。

「そうそう、あなたよ」
「えへへ!喜んで~♪」

今回は珍しく逆に声を掛けられ驚く撩。
その女性は、髪はセミロングで肌は色白、スタイル抜群の美人。
一際目立つその女性は、まさに撩の好みそのものであった。

「こんな色白な君にはオイルは勿体ない!日焼け止め塗ってあげるよ」

撩はそう言うとどこからか持ってきた日焼け止めを足の先からスーッと塗り上げていく。
隅々まで塗り上げ、豊満なバスト部分に手を掛けるも彼女は何一つ言わず撩に任す。
首の部分まで塗り終わると、彼女と目が合いグッと近づいて口づけを試みるが
彼女が笑みを浮かべると撩に抱き付き「泳ぎましょう?」と呟いた。

「ああ、いいよ。泳ごうぜ」

彼女の手を取り海にはいると彼女が撩の背中に抱き付き「私泳げないの」と言う。

「あはは、泳ごうって言ったの君だろ?」
「あなたと二人きりになりたかったから・・・」

抱き付きながら撩に囁くと撩もギュッと抱き返した。
二人はどれくらいそうしていたのかわからないほど、お互い抱きしめ合う。
そして顔を上げると切なそうに見つめる彼女の瞳に撩は眼を細め優しく微笑んだ。


私もよ・・・
甘く切ない瞳。鼻をつく甘い香り。少し塗れた髪がもっと彼女を美しく魅せる。

「ずっと君を見つめていたい・・・」
「私もよ・・・・・・・」

彼女は最後に言おうとした言葉を詰まらせ何を言ったかわからなかった。
そして撩は彼女の頬に手を当て、深くキスをした。
何度も何度も溶けるくらい何度も。

彼女の潤む瞳を気にしながら、撩は強く抱きしめ想いを込める。


いつしか日は陰り、撩は彼女を抱き上げると海から上がった。
「このままどこかに泊まらないか」と撩は言うが、彼女はそれをさらりと断り

「あなたに逢えて良かったわ。ずっとこの夏をれない」

と言うとそのままどこかへ消えていった。

撩が彼女を見つめる目は、どこか切なさを帯びている。
まるで何もかも知っているかのように。


・・・・・・・・・・・・・・



「はい!解けたわよ。私が掛けた催眠術効いたかしら?」
「え?あれ・・・あたし、どうしたのかしら・・・?」
「ええ?もしかして・・・覚えてない?」
「美樹さん、あたしに何かしたの?」
「あ、ああ・・・覚えてないならいいのよ・・・たぶん・・・あはは」

(あれー?香さんに掛けたの軽いと思ってたんだけどなー・・・
"お色気たっぷりな女性"に変身できる術が効き過ぎたのかしら?)

「ふふ・・・」

香は笑みを浮かべて外を見ると、こちらをじっと見つめる撩と目があった。
普段の香なら目を逸らすところだが・・・
香は見つめ返しフッと笑みを零すと美樹の方へ視線を戻した。

逆に撩が視線を逸らしてしまうほど魅力的な瞳。




「あの夏を忘れない・・・か。一生、忘れられねーっての・・・」


そう呟くと雑踏の中に消えていった。




TMの「あの夏を忘れない」を聴いてたら書きたくなったってとこっすw
やはりここは「あの夏を忘れない」を聴くのをお勧めしますw
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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

14:46  |  ◆CH小説(原作設定)◆  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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