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2010.10.28(Thu)

都会の天使 第七話「依頼人は美人セレブ-密かなる危機-」

第七話「依頼人は美人セレブ - 密かなる危機 -」


今回の仕事は、依頼主の都合により郊外にある屋敷で一週間缶詰。
やってらんねーけど、依頼主の美女のために頑張るしかねーなー♪

で、依頼内容はその屋敷主人の浮気調査。
依頼主は美人奥さんなんだが、その屋敷で働くメイドもすんげー美人揃いらしい!
んなもんで、俺一発で引き受けちまったんだよね~♪



『俺、仕事で一週間家に戻れねーから』

とメールで香に連絡を入れると、しばらくして『うん、わかった。頑張ってね』と返ってきた。

うんうん、もっこり美女のために俺頑張っちゃうぜ。
顔を緩ませヘラヘラしながらクーパーを走らせ目的地の屋敷に着く。
屋敷の門に着くとそこのインターフォンで俺が来たことを伝えると
ゆっくりと門が開き、また車を走らせ中へ入った。

「ふー・・・マジでけーなここ」

車を降り呆れ顔で屋敷をまじまじ見渡す。

「こんなひれーとこのメイドなんて、相当居そうだよな~」

(ってことはぁ~・・・もっこりメイドちゃんいっぱいってことよねー!ぐふふふふ)

とまたまた顔を緩ませ考えていると、屋敷から人が出てきた。

「冴羽さんですね?」
「あ、ああ、そうだ」
「私はここの主人の妻の上城ひとみです。一週間宜しくお願いします」
「よろしくっ」
「主人には、冴羽さんの事を風邪で寝込んでしまった使用人の代理と
伝えておりますので、滞在中は使用人として過ごしていただきます。
それでよろしいでしょうか?」
「ああ、OK。大丈夫だ」

このひとみさんがとーっても美人で、ご主人の上城雅人氏とは10歳差。
いわゆる俺と香みたいなもんだな。

「主人は仕事で外出中です。
今のうちに色々調べてもらえますか?」
「わっかりました」

屋敷の中へ案内され、大勢のメイドに出迎えられた。

こりゃままぁ・・・かわいこちゃんから美人まで勢揃いじゃねーの!
片っ端から声掛けなきゃなんねーけど、苦じゃねーなこりゃ♪
ウヘヘと鼻の下を伸ばしてメイド達を見る。

っと、それとは裏腹に脳裏にある映像が思い浮かんだ。

メイドかおりん


俺好みのスタイルにメイド服を着せたもの・・・
ってー!おい!!・・・なぜアイツにメイド服着せた!?
いかんいかん・・・!

ブンブンと首を振り思い浮かんだ映像を消し去る。←さぁ何を妄想したんでしょうw
そんな俺を不思議そうな目で見てる依頼主。

「あ、あの、ここが主人の書斎です。
帰ってくる前にここのPCを調べていただきたいのですが・・・」
「OK」

俺は、書斎にあったPCを起動すると中にあるメールBOXの履歴や
インターネットの履歴、HDDなど色々と調べた。
本格的に調べるなら、もっと時間が掛かるのだが・・・
このPCには、そういう怪しそうな痕跡は見当たらなかった。

ご主人が帰宅するという知らせを受け、俺は即座に使用人の服装に着替えると
メイド達と共にエントランスで整列して待つ。

「おかえりなさいませ。雅人様」

一斉に挨拶を行うと荷物やカバンを俺が持ち雅人氏の側を歩く。

「君が代わりの使用人か・・・ずいぶん大柄なんだなぁ」
「雅人様も鍛えておられるんですか?ずいぶんガッチリしてるように見せますが」
「ああ、私も仕事の傍らジムに通ったり、この屋敷内の設備で鍛えているんだよ」

この雅人氏は、俺と同い年くらいなのに会社を起こし成功させると屋敷を購入し
当時付き合っていた今の奥さんを嫁に迎えたという。
だがまぁ、かなりのスケベなわけでメイドが全て美人なのは頷けるってわけだ・・・

そこを奥さんは心配しているってわけだな。

奥さん曰く、最近は仕事から帰ってきても、すぐに書斎に閉じこもってしまって
コミュニケーションも取れず、何をしているかさえわからない。とのこと。

今晩も雅人氏は、食事を終えるとすぐに書斎へ入っていった。

「ふーむ・・・ここはアレで行ってみるか」

ニヤニヤと笑みを浮かべた撩は持ち込んだある物を手に書斎のドアをノックした。

コンコン・・・

「はい?何か用か?」
「失礼します。雅人様にある物を持ってきたんですが・・・」

そう言うと雅人が書斎のドアをソーッと開け、撩が持ってきた物をジッと見つめた。

「おお・・・これは・・・!」
「どうですか?ご覧になります?」
「ささ、入りたまえ」


(むふふ・・・事前調査しといて正解だな♪)


「おお、これだけのコレクション凄いじゃないか!」
「雅人様はこういうのがお好きと耳にしまして、どうぞ差し上げます」
「なに?これ全部私が貰っていいのか?」
「ええ、よろしいですよ」
「ありがとう!・・・君の名は?」
「冴羽です」
「冴羽君、ありがとう!
よし、これから二人で見ようじゃないか!」
「雅人様もお好きですねぇ・・・ハハッ」

事前調査で雅人氏はエロビデオをコレクションしているということを耳にしていた撩。
(どうしようもない事を調べてるな・・・←創造主の声)
コレクションを予め用意し、仲を深めようという作戦は成功したようだ。

それから二人は夜な夜なコレクションを観賞。エロ話しに花が咲いた。(←どーしょーもないw)
数日間側にいることが多くなり、夜も酒を交わし互いの話をすることで
色々と雅人氏がどんな人物なのかがわかってきた。

基本的に俺とかわらん気がするが・・・
酒と女が好きで、仕事が遅いと言う日はだいたいキャバクラに行ってるとか・・・

ただ、酔っぱらうといつも口にするのが奥さんのひとみさんの話し。

「こんな私をいつも影で支えてくれる良い奥さんだ」

と言っている。
酔いが回って言う言葉は、本心な事が多い。
恐らく雅人氏も普段は奥さんに本心を言えないでいるんだろう。

そう考えながら今日で一週間が経つため、調べたことを頭の中で整理する。
一週間と言えば、あれから香からのメールが無い。
俺も忙しかったのはあるが、向こうから来ないのは結構珍しい。

アイツも看護で忙しかったのか?と思い『どうしてる?』とメールを送るが
やはり返事が返ってこない。
早朝、なんとなく心に引っ掛かりつつ、ベットに横たわった身体を起こして
奥さんの元へ向かった。
ひとみさんは、毎朝庭の花に水をあげている。

「あら、冴羽さんおはようございます」
「おはようございます」
「もう使用人そのものになりましたね」
「あはは・・・」
「それで、主人の怪しい行動の原因わかりましたか?」


俺は、一週間にあった出来事を克明に話した。
まぁ~そりゃ女性にとっちゃあのコレクションの良さがわからんかもだが・・・
これは仕事と割り切り、雅人氏の趣味を洗いざらい話したわけだ。

ここで、普通だったら怒るところだろうがこの奥さんは違っていた!

「浮気では無かったのですね。良かったですわ」
「へ?」
「他の誰かと関係を持っているのではと、心配していましたが
そのような事も無さそうですし」
「怒らないのですが?」
「何がです?」
「い、いや、変なビデオをコレクションしたり夜な夜なキャバクラ行ったり・・・」
「浮気されるより全然マシですわ」

この女・・・寛大過ぎるぜ。

そう感心していると、奥さんから依頼料の小切手を手渡され仕事の終了を告げられた。

「今回はありがとうございました。
主人もあなたの事を大変気に入ったようで、また飲みたいと言ってました」
「そうですか、それは良かった」
「またいらしてください。今度は使用人ではなく冴羽さんとして」
「はい、わかりました!では失礼します」

クーパーに乗り込み屋敷を出る頃、俺の携帯がブルブル震えた。

「ん?香からだな・・・久々のメールだなぁ・・」

『撩・・・』

俺の名前を呼ぶだけのメール。
胸騒ぎがした俺は、車を急発進して香が居るであろうアパートへ向かった。


バタン!と玄関のドアを開けると、秀幸は居らず香の部屋からは微かなうなり声が。

「香!?」

声を張り上げて部屋を入ると、顔を真っ赤にし汗をかいた香がベットに横たわっていた。

「お、おまぁ~どうしたんだ!?」
「りょお・・・?」

意識が朦朧としているのか、目の焦点が合っていない。
おでこに手を当てるとその熱の高さを思い知らされる。

「おい、熱あるじゃねーか!」
「うう・・ん・・・・」

苦しそうにしている香を抱きかかえると、槇村の診療所へ向かう。
だがこちらも長期の休暇で閉まっていた。
仕方なく他の病院へ連れていき診察してもらうことに。
すると香は季節はずれのインフルエンザに掛かっていることが判明した。
こんなになるまで放置して、医者に怒られちまったじゃないか。

香のことだ、ちょっとやそっとの風邪じゃ病院に行かないのだろう。
ただ今回はインフルなだけに放置して酷くなっちまったんだな・・・

薬を貰い再び香のアパートへ戻ると、ベットに横たわらせ俺も傍らで
いつの間にか眠ってしまっていた。

「りょお・・ありがと・・・」

と微かに聞こえた気がしたが・・夢の中なのか現実なのか・・・
次に起きると、香の熱は下がっていてスースーと寝息を立てていた。

撩は、もう大丈夫だろうと思い自宅アパートに帰り
それから数日後・・・


「へっくしょぃ!!」
「ああーもう!ほらティッシュティッシュ」

あれから俺は、香からインフルを貰ったようで完全にダウンしてしまい
心配した香が看病をしにしばらく通ってくれることになった。

「ほら、アーンして」
「あーーーん」

なんだかんだでこの状況を楽しんでたり・・・ムフフ。

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 | 2010年10月28日(木) 21:49 |  | コメント編集

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