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2005.05.16(Mon)

通じ合う心(01)

通じ合う心(01)です。
クロイツ戦直後のお話です。
原作以上になるので、原作イメージを大事にされている方は
ご注意下さい。
(01)は、ちょい短め。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


                  ↓
                  ↓














クロイツに捕らわれていた香を助け、一頻り抱き合うと

『愛する者』

と香に伝えた事が撩の脳裏によぎる。

やっと己の気持ちを伝えられたな・・・
だけど、鈍感娘の事だ。
また違う方向に勘違いしてなければいいが・・・

『愛する者』って、あたしのことだよね?
言われたときは、凄い嬉しかった。けど・・・
今まで散々撩にはぐらかされてきた香は、信じ切れていなかった。
不安そうな表情を覗かせた香は、撩の目を見た後すぐ俯いてしまった。

ありゃ・・・やっぱ言葉だけじゃ信じて貰えないか。
・・・そうだよな。
俺は今までコイツに期待させる事をしては、はぐらかせてきたからな。
すぐに信用できるわけがない。
けど、もう悲しませないと俺は心に誓った。
じゃないと槇ちゃんに呪われちまうからなっ!
目を細めフッと笑うと俯く香をギュッと力を込めて抱きしめる。

「りょ・・?い、痛い・・・!!」

痛さで撩を見上げた瞬間、香の唇は撩の唇に塞がれた。

「ん!・・・」

触れるだけのキスを数秒間すると撩は香の耳元で囁く。

「これで信じてもらえるよな・・・」
「りょ・・う」

香は顔を真っ赤にして瞳には涙を溜め、満面の笑みを浮かべると
一滴の涙をこぼす。
それを見た撩は、もっと触れたい衝動に駆られるがグッと抑え
また力強く抱き寄せ、キスがしやすいように撩は少し屈むと
香も背伸びをしてそれに応え、今度はもっと深いキスをした。

chkiss1_2.jpg


その光景を影で見ていた海坊主は、タコの様に頭を赤くし湯気を出していた。
そしてその後、一足早く教会に戻った海坊主はこの事をミック等に伝えると
美樹、かずえ、野上姉妹と共に教授の家へと向かった。

撩と香もお互い照れながら教会へ戻ってくると、ミックが出迎えた。

「よ、撩。お疲れ」
「おう」
「んで、美樹ちゃんの容態は?」
「なんとか急所を外れてて、命を取り留めたそうだ。
教授等と一緒に先に戻ったよ」
「そうか、よかった」
「カオリ?どうした?ボーッとしてるけど?」
「え、あ・・・?あぁ・・そ、そうね。美樹さん助かってよかった・・・」

美樹の容態も心配していたが
香は撩とキスした事が頭から離れないでいた。
顔を赤らめてボーッとする香を見たミックはニンマリにやけて話し出す。

「はっは~ん・・・」
「な、なんだ?いきなり笑いやがってきもちわりぃ」
「お前達もやっとけじめ着いたんだな~とねぇ。
俺のカオリちゃん取られちゃって悲しいけど~」
「む・・・海坊主め・・・見ていたんだな」
「ま、幸せにしてやれよ!撩。じゃないと俺が奪いに行くぞ!」
「おいおい、お前かずえちゃんがいるだろう・・・」
「アハハ・・・!冗談冗談!!
そんじゃ、俺はこれから事務所に帰るけど、近所だし送ってやろうか?」
「あぁ、そうするか。な、香」
「う、うん」


それから三日後 サエバアパート


あれから、俺たちはあの時以来キスもおろかそれ以上触れることもなく
いつも通りの生活を送っていた。
というか、恥ずかしさのあまり素直になれないだけだったり・・・アハハ。

香はと言うと、これまたいつも通り朝早くから起床し朝飯作って家事をこなして
伝言板を見に行っている。
俺は朝飯食って、食後のコーヒーをソファーで飲んでたところだ。

こんななんでもない日常が昔の俺からしたら、あり得ないことだった。
槇村兄弟に出会ってから、俺は徐々に変わっていったような気がする。
そして、香に初めて逢ったあの日から次第にアイツに惹かれて・・・
それを悟られないように、毎日ナンパしたり依頼主に手を出したり・・・
・・・今考えると、ホント俺って香を怒らせるような事ばかりしてきたよなあ。
けど、それでもアイツは俺を信じてずっと着いてきてくれた。

今まで俺に言い寄る女は何人もいたが、俺という人間を分かろうともせず
押しつけてくる女ばかりだった。
だから、それ以上の深い関係になることを拒み、そうなる前にいつも俺から
身を引いていた。

香も・・・パートナーを組んだ当初はまた俺から身を引いて終わるだろうと
思っていた。
だが、どんなにアイツを離そうとしても、いつの間にか俺の元に戻ってた。
俺自身も手放したくないと心のどこかで思っていたのかもしれないがな。

・・と、また色々考えちまった。

「撩?」
「!!」

いつの間にか香が帰っていたことに俺は気付かなかった。
それほど深く考え込んでいたようだ・・・

「どうしたの?」
「ん?あ、いや、なんでもない」
「あ、そうそう、今日も依頼無かったわよ」
「んなら、今日もゆっくり出来るってわけかぁ」
「んもう、のんきねぇ」
「まぁあれだ、お前も奥多摩の一件で疲れてるだろう。
仕事そんな焦ってしないでも、いいんでない?」

香は奥多摩という言葉を聞いてハッとして顔を赤らめる。
恐らくキスのことを思い出したんだろう。

「・・・・ねぇ、撩」
「なんだ?」

両手をもじもじしながら俯き加減で撩に問い掛ける。
「あのさ・・・その・・・あたし達ってもう恋人同士なのかな?」

急な問いに撩も顔が赤くなり羞恥する。
香相手だとなんでこうも照れくさいんだろ・・・アハハハハ・・・

「あ、あぁ。そりゃ、おまぁ・・・き、キスしたしなぁ・・・」
撩は照れながら頬をポリポリかいている。

キスという言葉に香の顔がさらにボッと赤くなって
撩の顔がまともに見れなくなってしまった。
羞恥する香の姿に撩の理性が少し崩れ落ちる。

――香・・・


もう、マジで我慢できなくなってきた。
コイツをすぐに抱きたい・・・

そう思いながら、なんとか理性を保ち香を見つめる撩の目が男と化していた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いつも拍手ありがとうございます!><ノ
良かったら感想等を拍手、コメント、メールで受け付けてますので
待ってまーす(^▽^)/

   NEXT


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

なんだか、殆ど撩視点w

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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

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