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2010.11.05(Fri)

懐かしき友と

一線を越えてます!



「撩、今日の晩に高校の同窓会あるから」

なにやら急に決まった事のようで、香は朝っぱらから
ドタバタと家事をこなしている。
昨日の晩も明るくなるまで可愛がってやったから
アイツ身体持つのか・・・?
そう思いながら俺の顔はいつの間に緩んでいる。

「おまぁ、身体大丈夫か?今日そんなに寝てねーだろ」

朝食をかっくらいながら俺は香の様子を伺う。

「う~ん・・・支度終わったらちょっと仮眠取って行くよ」
「あ~そのほうがいいかもなあ~
じゃねぇと今晩も身体もたねぇしなぁ?香ちゃん」
「も、もう!毎晩毎晩・・・あたしのことも考えて・・・」
「香ちゃん・・・?」

急に食べるのを止めると、真剣な目つきで撩は香を見つめる。

「な、なによ撩・・・」
「・・・ククッ」
「だから、なんなのよ?」

チュッ・・・

真正面でグッと寄ってきた香に軽くキスをすると、ボンっと音を立てて
赤面をする香。
しょっちゅうこういうイタズラを仕掛けてるのに、香は慣れることなく
いつも面白い反応を見せてくれる。

「・・・ちょっ!急に何すんのよ!」
「嬉しいクセに♪」
「もおぉぉ!このもっこりスケベ男!!」
「お褒めのお言葉ありがと♪」
「あたしはちょっと絵梨子に電話するから自室に行くわ!」
「あらーそうなのー?撩ちゃん寂しい」
「ったく・・・」

ブツブツと小言を呟きながら香は自室へ消えていった。

「あー!つまんねーなー。
もしかすっと今日は出来ないかもしれねぇよなぁ・・・」←(どんだけやってんだ・・・)

残っていた朝食をペロリと平らげると、ソファーにドスンと腰掛けて煙草に火を付ける。


「もしもし、絵梨子~!今日の同窓会は何時からだっけ?」
「えっとね・・・19時からよ」
「19時ね・・・わかったわ。ありがと!」
「ああ、香?」
「ん、なに?」
「私、ちょっと遅れていくから、みんなにそう言っておいてくれるかしら」
「うん、わかった~。んじゃあとでね~」


急に絵梨子から高校の同窓会の話しが入ってきたのは、昨日のこと。
本当に急だったもんだから、焦った焦った・・・
ま、まぁ、依頼も無かったし忙しくないから行けなくはないけど
でも、着て行く服が無かったから正直断ろうかと思ったけど
絵梨子が持っているドレスを貸してくれるってことになって
絵梨子のアシスタントの人が持ってきてくれたはいいけど・・・

「これって、結構露出多くない?」

胸元は開いてるし、背中も大きく開いてるし身体のラインが
ばっちり出るデザインときてるわ・・・
これを着ろと・・?

これ絶対、絵梨子が持っている服じゃないわね!
こういうの趣味じゃないはず!
ま、まさか、絵梨子のやつ~~!同窓会知ってて直前まで黙ってた!?
ったく・・・何考えてるんだか・・・


ブツブツと文句を呟いてるとガチャッと部屋のドアが開き撩が顔を覗かせる。

「香ぃ~コーヒー淹れてくれねぇか~」
「あ、りょ、撩!」
「あ?何驚いてんだ?」
「も、もう!ノックくらいしてよね!」

香は着ていたドレスを見られるのが恥ずかしいのか、胸元を隠して
顔を覗かせた撩に「コーヒー淹れるから早く向こう行って!」と促す。

「へいへい~・・・」

撩はドアが閉められるその瞬間まで横目で香のドレス姿を見ていた。
コーヒーを淹れて欲しいのも事実だったが、本当のところ本日行く同窓会
に何を着ていくのかが気になっていたところだったのだ。

やっぱ絵梨子さんの薦めたドレスだけあって、香のナイスボディにピッタシのサイズ。
胸元も開いてて香の豊満なバストがプルンと揺れていたじゃないか・・・!

むむむむ・・・あんなの着ていくのか!?
同窓会って女も来るが男も来るだろうに!!

撩の抑えきれぬ嫉妬心に思わず香を止めようかと思ったが
香の楽しそうな表情にそれができなくもどかしい。
ちょっとふて腐れていると撩の携帯が鳴った。

「あ?誰だ。こんな時に・・・」

その着信名を見て首を傾げると、渋々電話に出る。


   ***********************


「さてと~そろそろ出る時間ね」

部屋の時計は18時を指していた。
一応撩の夕飯を用意し、洗濯など全ての家事を終えていた。
ササッとドレスを着るとその上にコートを羽織る。
また撩に見られるのが恥ずかしいからコートで見えなくする。

「これでよし!」

準備OKってことで香は撩に気付かれないようにソーッと出て行こうとした。

だが・・・

「あら、香ちゃんそろそろ同窓会行くん?」
「あ、りょ・・撩」
「ん?どった?」
「ううん・・・あたしがこんなカッコしてるのあんま気にくわないかなって・・・」
「あー?たまにはいいんでないのー?楽しんでこいよ香」
「え?いいの?」
「ああ、もちろん」
「やったぁ~」

許可を出してくれた撩に思いっきり抱き付いた香の胸元を撩は直視。
思わず“もっこり”してしまって羞恥のハンマーを喰らった撩ちゃんなのであった。

「も、もう!見境ないんだからぁ!
それじゃ~あたしは行ってくるからね!」
「あ、ああ~~いってらっひゃい・・・」←100tハンマーに潰されたまま。

ぐぞう・・・あのまま押し倒したかったあああぁぁ・・・
悔しさで力を込めハンマーから思いっきり抜け出した撩は、どこかへ出掛けていった。


午後18時半。同窓会の行われるレストランに到着。
同窓会のために貸しきりとなったレストランへ早速入っていった。
入り口には受付カウンターが設けられており、そこにあった名簿の自分の名の所に○を付けた。
あと30分だというのに他にはまだ誰も来ていない。
早く来てしまったことに少し後悔し、ソワソワし待っていると、トイレがある方向から男性が出てきた。
受付の場所まで歩いて行くと何やら名簿を見ている。

「あれ?槇村が来てるのか・・?」

その男性は周りを確かめるようにキョロキョロと見渡す。
すると香がいることに気づきその目を止める。

「あ、れ・・?槇村なのか??」
「へ?・・・あ、ああ!もしかしてあなた井上くん~!?」
「うんうん!槇村お前すげー変わったなったな~!」
「ええー?そ、そう~?」
「凄い綺麗になったじゃん!」
「あはははは・・・そんなことないって~!」

井上君は高校時代凄いモテモテで女子にしょっちゅう告白されてたんだよね。
あたしも内心カッコイイな~って思ってたんだけど、当時の井上君はあたしのことを
「かおる!」って呼んであたしをに男扱いしてたのよね。
今言ってくれたことだってどうせお世辞よ。

昔のことを思い出してちょっとブルーになっていると、続続と同級生がやってきた。
入ってくる人みんな香を驚いた顔で見ている。

「な、なに?あたしの顔なんか付いてる?」

香の声でそこにいるのは“香”だということがわかり響く。
当時、香に対して女にモテモテだの弄り倒してた男連中が香の
変わりっぷりに見惚れてしまっているほどだ。

そんなことなど鈍感娘には気付くはずもなく・・・

「あ、そうそう井上君。絵梨子遅れてくるって言ってたわよ~」
「うん、俺の方にも連絡来てるから大丈夫だよ」
「そっか~。でも言い出しっぺが遅れるなんてねぇ~!」
「あはは、まぁ~仕方ないよ仕事忙しいんだし」
「そうね」
「あ、槇村は仕事何してるんだ?」
「え、えっと・・・い、色々してるわよ~」
「色々?忙しいんじゃないの?」
「うーん。忙しいときもあれば、ずっと暇なときもあるわよ。あはは・・・」
「そっか~なんだかよくわかんないけど大変なんだな槇村」

同窓会メンバーも絵梨子以外揃い、いよいよ始まろうとしていた。
メンバー全員が手にお酒やジュースなどを持ち

「かんぱ~~~い!」

その合図で場内の温度が一斉に上がった。
高校時代のグループで固まって話す者達や色々な人に話しかけて盛り上げる者
淡々と食べる者等々そこらじゅうで盛り上がっている。
とくに盛り上がっているのは、香の周りに群がる男性陣と当時憧れていると言っていた女子達。
香は激しく質問攻めに遭っていた。
まずは、女性陣から

「ねーねー!香!凄い綺麗になったけど、モデルの仕事でもしてるの!?」
「し、してないわよ!あ、たまーに絵梨子の手伝いしてるけど・・・」
「やっぱり絵梨子の仕事やってるんじゃないのー!だから綺麗なのね!」
「いやいやぁ~・・」

男性陣の中の井上が香の困りっぷりに苦笑し間に入る。

「ほらほら、槇村が困ってるからそれくらいにしろよ」

みんな香の変わりように色々と聞きたくて仕方ない様子。
当の本人は顔を赤くしておどおどしている。昔とは全然違う扱いに戸惑っているようだ。

と、そこへ

「みんなー!遅れてごめん~!」

絵梨子登場なのである。


「絵梨子ー!おっそいじゃないのー!」
「香~!ごめんごめん!終わらせなきゃいけない仕事あってね!」
「そっか~相変わらず忙しそうね絵梨子」
「あなたがモデルならもっと捗るかもしれないのになぁ?」
「んもう~!絵梨子ったらぁ」
「あはは!冗談冗談~」

高校時代から変わらずな二人の会話に同級生のみんなも笑いが零れる。
絵梨子を加え再び乾杯を行った。
再び始まった同窓会は、それはもう凄く盛り上がりいつもあまりお酒を飲まない
香でさえ気分良くお酒を飲んでいた。

「あら、香?そんなにお酒飲んだら帰れなくなっちゃうわよ?」
「うふふ・・・大丈夫だってぇ」
「北原~なんなら俺が槇村を送って行ってやろか?」

あらら、香ったらもう井上君を虜にしたみたいねぇ・・・
やっぱり香の美貌はどんなモデルよりもずば抜けてるわ!流石我がKITAHARA専属モデル!!

「井上君、いいのよ~香にはちゃんとしたお迎えがあるから」

お迎えと言う言葉に香を井上はポカーンとした表情で絵梨子を見ている。

「なんだそのお迎えって」
「香専用のお迎え♪」
「はぁ~~?」

香と井上は絵梨子の言っている事がなんなのかわからず互いを見て首を傾げる。
よくわからないが、また香はみんなとのお喋りを楽しみ、お酒もまた飲んでいた。
そしてお酒のお陰で顔を赤らめ瞳を潤ませる香はあまりにも綺麗で、隣にいた
井上が思わず見惚れているほど。


「おい、香」


その声にビクンとなった香と同級生一同。
声の主は、香が座る席の隣に立ち少し屈むと頭をクシャクシャと撫で

「おまぁ、すげぇ顔赤いぞ?大丈夫かぁ?」

香を見つめながら、いつもより甘く低い声で話した。
その甘い声とルックスで周りにいた女性陣がこれまた虜になり質問が飛ぶ。

「あ、あなた、香の知り合い!?」
「ん?知り合いっていうか・・・仕事上のパートナー?」

その言葉に男性陣も女性陣も内心ホッとしただろう・・・が
香の表情は曇っていた。

「だけど、プライベートでもパートナーだぜ」
「 !! 」
「りょ・・撩・・・」
「間違ってねぇだろ?」
「う、うん・・・なんか照れちゃうなぁ」

あの香に恋人まで居ただなんて同級生一同ビックリして言葉が出ないでいたが
絵梨子は勝ち誇ったような顔をしていた。

「ねぇ?絵梨子ぉ~なんで撩がここに来てるわけ?あなた何か知ってそうねぇ?」

こそっと絵梨子に耳打ちで問い掛ける。

「え・・・ええ。実はね・・・」


――回想


私が遅れたのは、冴羽さんを呼び出してあることを頼むことだったのよ。
それは・・・


「よう、絵梨子さん。用事ってなんだ?」
「実はね。あなたにこれ着て行って欲しいところあるんだけど・・・」

撩に手渡された服は絵梨子が作ったパーティ用スーツ。
黒にストライプが入った撩の体型にピッタリ合うように作ってある。

「こんな物着てどこ行くんだよ。パーティじゃあるまいし」
「そう、パーティ行くのよ」
「はぁ?」
「これを着て香が行ってる同窓会に行って欲しいの」
「あいつの同窓会になんで俺が?」
「実はさ~・・」


「えー?あたしが男扱いされてるのが気にくわなくて
カッコイイ男がいるってのを見せびらかしたかっただってぇ!?」
「だって~冴羽さんとああなってからもーっと綺麗になったじゃない?うふふ」
「・・・っそ、そりゃその・・・もぞもぞ」

誤魔化すためにまたもグビグビお酒を飲む飲む。
更にポワワーンとしてしまう香に撩が呆れている。


まぁーったく、絵梨子さんの口車に乗せられて来たけど~
ああ~あんな姿の香を周りの男共がみてるじゃねーか!
早く連れて帰らねば!!

そんで~帰ったら~美味しく頂かないとねぇ~ぐふふっ


顔が緩む撩に香は寒気を感じつつも、酔いのせいで感覚が鈍っている。
撩の「帰るぞ」の言葉に立ち上がろうとするとグラッとなり撩にもたれ掛かった。

クラッ・・・


長身の撩に抱きかかえられる香のその光景が凄く様になっていて
同級生らの羨望の目が注がれる。

「うふふ、やっぱりこの二人は様になるわねぇ~
私が認めただけあるわ!うん!!」

撩は絵梨子の発言に苦笑いしつつ、フラつく香を抱えてレストランを出ることにした。

「んじゃ、この酔っぱらった猫ちゃんを連れて帰っからよ~」
「うん、お願いね冴羽さん」
「ほいほい~」


出て行った後のレストラン内は、二人の話で持ちきりであったのは他でもない。


撩に抱えられよろよろと歩く香は、久々の同窓会で気分が良いのか
ニコニコして鼻歌を歌っている。

「おいおい~香ちゃん。ご機嫌良いなぁ~」
「えっへへ~だってさ~久々に昔の友達に会ったんだもん」
「まぁ、普段会わねぇ~もんなぁ」
「ありがとね」
「あん?どった、急に」
「ううん・・・行っていいよって言ってくれたでしょ?」
「ああ、だっておまぁ楽しそうにしてるんだもん」
「え、じゃぁ、ホントは行ってほしくなかったとかぁ~?」

香が上目遣いで撩を見上げてそう言うと、グッと撩も顔を近づけて

「行くなって言ったら?」
「え?」
「ククク・・・うそ、冗談冗談♪」
「え~?」

(行くななんて言えるわけねぇんだよ。おまぁのその顔見てたらなっ)

目を細め優しく微笑むとそっとキスをした。

・・・・・・・・

ありがと、撩。
ホントはね・・
みんなの前でプライベートでもパートナーって言ってくれたのが嬉しかったの・・ふふ。






◆あとがき◆
さやさんリクエストの
「香が同窓会に行き、綺麗になった香を見て騒ぎ、
迎えに来たリョウを見てどよめくストーリー」
を書かせていただきました!
期待に添えていたらいいのですが~(;´Д`A ```




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テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

21:17  |  ◆CH小説(原作設定)◆  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

カイト様こんにちは。「懐かしき友・・・」読みました。
キャ~っ、リョウと香がラブラブしてる~^-^♡
二人の朝の食事の会話は・・・まさに新婚さんいらっしゃ~い!じゃありませんか~♡
もう、ラブラブなんだから~^ー^♡♡♡
元同級生の男性諸君!、香綺麗になったでしょう?いい女になったでしょう?。
でもこれは、一人の男のためだからね。見惚れてるだけならいいけど・・本気になったら相手が怖いよ・・・
香・・・みんなの前で、ちゃんとはっきり恋人って言ってもらえて良かったね♡
紫のドレス着た香もいいけど・・・パーティー用のスーツ着たリョウのカッコイイ事!!
めちゃくちゃ似合ってるし,正に大人の男って感じでフェロモンムンムンで・・・もう素敵の一言しかないです。
・・・いろいろ書きたいんだけどカッコイイリョウに参りました***
さや | 2010年11月08日(月) 10:59 | URL | コメント編集

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