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2010.10.05(Tue)

ずっと永遠に

このお話は、二人が痛い目に遭ってます。
そういうお話が嫌いな方はブラウザバックでお戻り下さい。
悲しい結末なんて見たくねー!!って人もお戻り下さい。

最後の方に挿絵も入ってます(血の表現は入れてません)
そこまで悲しい物にしないように心がけましたので、
読む人は私の想いを読み取っていただくとを願います(´・ω・`)







今日も明け方近くまで二人は抱き合い互いの愛を深め合っていた。
いつもと変わらず・・・変わらないと思っていた日々。

「ねえ、撩」
「なんだ?」
「今日の撩なんか変だよ・・・」
「そうか?」
「うん」
「んなことねーよ。何?もっと激しくしてほしいんか?ムフフフ」
「もー!もっこりスケベ!」
「そうして欲しいくせに~」





今から数時間前、昼間のことだった。
香が外出中に俺の携帯が冴子からの着信を伝える。

プルルルプルルル


「へい~撩だ。」
「撩?ちょっといいかしら」
「ああ」
「最近、嫌な噂を耳にしたのよ」
「噂?」
「ええ、どんなに刺しても殴っても蘇る恐ろしい怪物が
この新宿に出没している。っていうね。」
「・・・それって、まさか」
「エンジェルダスト・・・ね」
「まさか、そんな。親父の時に全て終わったんじゃなかったのか」

撩と海原が一戦を交え、撩が海原の正気を取り戻したあの時・・・
あのあと、ユニオンは壊滅し全て終わったかに見えた・・・が
水面下でエンジェルダストの開発は続いていた。

おそらく、ミックに使った物よりももっと強力な物に進化しているに違いない。

「撩?あなたの周辺嗅ぎ回ってるみたいだから
こちらであなたの護衛をしようと思ってるの」
「いや、もしエンジェルダストだというのなら、警察が来たって話にならん」
「そりゃそうだけど・・・」
「俺が・・食い止めてみせるさ」


冴子からの電話を切ると、パイソンを入念に手入れし整備する。
もうそこまで魔の手は伸びているはずだ。
これから起きる事がどんなことでも、俺は香お前を守ってみせる。


・・・・・・・・・・・・・


一頻り抱き合い、朝焼けで外が明るくなる頃には香は力尽き眠りについていた。
それから4時間後、すっかり明るくなった外の陽の光が少し開いたカーテンの隙間から差し込む。
いつものように陽の光に照らされ眩しく思い目を覚ます香。
時計を確認すると、まだ眠っているはずの撩の姿がない。
いつもなら自分よりももっと眠るはずなのに、今日に限って自分より早く起きている。
香は不思議に思い起きあがると、眠い目を擦りながらベットから降りる。

「撩・・・?」

何か違和感を感じ、周りを見渡すが撩の姿は見当たらず静けさが不気味だ。
長年撩のパートナーとして生きてきた香の鋭さは磨かれていて、微かな殺気を
感じ取ることもなんとなくわかるようになっていた。

「何かおかしいわ」

そう呟くと、いつも肌身離さず持ち歩くコルトローマンを構えながら歩き出す。
すると屋上に続く階段で歩みを停め耳をすますと、何やらうめき声が聞こえてくる。

「撩!?」

微かだが撩の声が聞こえてきた。
屋上へ駆け上がりトビラを開けた先に見たものは
撩が脚を撃たれひざまつき痛みに耐えているところだった。

「撩!!」
「・・・来るな!!」

撩に銃口を向けている男は、更に撩の脚に銃弾を撃ち込む。
何度も撩は銃弾を撃ち込んでいるのだが、男は倒れることもなく
まるでゾンビのように獲物を狙い続ける。

香もローマンで男の脚や腕を狙うが上手くいかず焦りと悔しさで大粒の涙が出る。

「も、もういい!香!!」
「いやだ・・・いやだあぁ!あなたは絶対生きなきゃいけないの!あたしの為にーー!!」

男は最後の一撃と言わんばかりに撩の胸の辺りに照準を合わせ引き金に指を置く。
それを見た香は必死に撩へ向けられた銃を弾こうと試みるが、香には出来るはずもなく
弾切れになってしまった。

「いやああああぁぁぁ!!!」

「サエバリョウ、オマエヲコロス」



「撩!!!!」


香の叫びと共に飛び散った血は・・・

「か、香・・・!?」
「りょ・・りょお・・・・・」

香は撩に負ぶさりその身に銃弾を受け撩に倒れ込む。

「う・・・ぐ・・・クハッ・・・」

その銃弾は貫通し撩の胸にもダメージを与えていた。

「ご・・・ごめん・・ね・・りょ・・う。まも・・り・・・きれな・・く・・て」
「か、かお・・り!あ・・あぁ・・・」
「いつ・・まで・・・も、ずっ・・と一緒だ・・よ。りょ・・う」
「・・ああ・・・ずっ・・・と・・」

お互いの身体から溢れ出す血に為す術もなく、途切れる意識をなんとか堪え
血だらけの撩は虚ろな目の香にキスをすると、二人は静かに目を閉じた・・・




それから程なくして、銃声で通報を受けた警察が駆けつけ
身を案じていた冴子は、その光景にただ立ち尽くすだけだった。

「そんな・・・撩・・・香さん・・・」
「野上警部補!犯人はこの男でしょうか」
「ええ、そうね・・・エンジェルダスト・・・効き目が無くなり自滅したのね」
「それにしても・・・二人の死に顔・・・」
「そうですね。こんな悲惨な状態なのに、凄く穏やかな表情をしてます」
「丁重に扱ってくれるかしら」
「はい、了解しました」
「この二人には、凄く世話になったのでね・・・」

秀幸・・・そっちに行った二人を怒らないであげて・・・
そして、三人で仲良くね。

本当に最高のふたりだった。本当に本当にありがとう。

また、逢いましょうね。撩・・・香さん・・・


空を見上げ、流れそうになる涙を堪えながら冴子は冥福を祈った。


二人穏やかに眠る・・・

ずっと永遠に生き続けるわ、シティーハンター。





『こらー!待てーーーりょおー!!』
『わ、わぁー!ごめんなさーい!ハンマーよせって!!』
『このもっこりスケベー!!』

ドッゴーン!!

『あいたたた・・・・』
『あっはっは、相変わらずのようだなお前達』
『アニキ!?』
『おお、槇ちゃん』
『香、まったくお前はこんなに早く来てしまって・・・』
『ごめんねアニキ・・・』
『すまんな。お前の依頼全う出来なかった』
『撩、あたしは幸せだったよ。最後も撩と一緒に居れたから』
『・・・フフ』
『なーに照れてんだ、撩』
『うっせーな』
『ここに来てまで素直じゃないのな~お前は』
『あはは・・・いいのよ。それが撩だもん』
『そうだな』



『みんな、ありがとう!
これからも風になって俺達(あたし達)ずっと新宿中を駆け回るから!』





リクエスト作品です。

書くの正直迷ったんですけど・・・
でも一回は挑戦してみようと、1時間程度でガッと書き上げて
次の日にざっと読み直して、書き直しまくり最後のほうは二人らしく
なるように心がけて書き上げました!
ってか、最後エンディングっぽくなってるなぁ。

挿絵は色を塗ってる最中泣きまくりですた(´;ω;`)ブワッ

テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

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